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韓・デフレの恐怖…期待インフレ率が歴代最低

韓国銀行の10月調査で1.7% 

向後1年間の消費者物価上昇率の見通しを意味する「期待インフレ率」が再び過去最低を更新した。

25日、韓国銀行が発表した「消費者動向調査結果」によると、10月の期待インフレ率は前月よりも0.1%ポイント落ちた1.7%だった。先月、期待インフレ率が史上初めて1%台に進入したことに続き、さらに下落傾向が続いたわけだ。

消費者動向調査は、全国の2500世帯を対象に今月中旬に行われた。期待インフレ率が0〜1%と答えた割合が前月比で0.7%ポイント増の21.4%であり、1〜2%と予想した割合は1.2%ポイント拡大した33.0%に達した。今後1年間の消費者物価上昇に影響を与える品目別の応答の割合は、石油類製品(51.0%)、公共料金(38.1%)、農畜水産物(32.0%)の順だった。

10月の消費者心理指数(CCSI)は98.6で、ひと月前よりも1.7ポイント上昇した。この指標は消費者の体感景況感を示すものだが、指数が100より低い場合は消費心理が萎縮していることを意味する。つまり今月の消費心理は前月よりも良くなったが、まだ財布を積極的に開くほどまでではないだろう。韓国銀行は株価の上昇、米・中貿易交渉も進展、雇用指標も改善などでCCSIが上がったと説明した。

家計の財務状況に対する認識を示す「暮らし向き見通し消費者動向指数(CSI)」は93で1ポイント上がり、家計収入見通しCSIは97で一ヶ月前と同じだった。現在の生活都合CSIは横ばいである92で、消費支出見通しCSIは2ポイント上昇した108だった。

消費者の経済状況認識を盛り込んだ現在の景気判断CSIは4ポイント反騰した72で、今後の景気見通しCSIは2ポイント上がった77だった。就業機会見通しCSIも2ポイント上がった81となった。ソウルのアパート価格が上がるという期待の中で、住宅価格の展望CSIは6ポイント上昇した115だった。金利水準展望CSIは2ポイント上がった87だった。
  • 毎日経済_イ・ユソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-10-25 18:56:36




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