インドの配達市場をリードするDunzoのビスワズCEO



「韓国の配達市場を見渡すと、非常にスマートだと感じました。韓国ではアプリベースの配達に関連する企業2社を訪問してみたところ、非常に印象深かった。韓国はインドと異なり配達インフラがよく構築されていたし、これを踏み台に急速な発展がなされているようです」。

ダンゾー(Dunzo)のKabeer Biswas(カビアー・ビスワズ)創業者兼最高経営責任者(CEO)は先月31日、毎日経済新聞とのインタビューで「韓国の配達市場は良質の配達インフラと技術力を土台に、先進的に発展したと評価した。ビスワズCEOはGoogleやスティックインベストメントなどの投資を受け、追加投資を誘致するために「配達王国」韓国を訪問した。機関投資家と企業に会って、情報技術(IT)プラットフォームで再編されている韓国の配達市場を直接経験した。

ダンゾーはアプリを介して、食品だけでなく物や人まで運ぶサービスだ。国内で言えば「配達の民族」にアプリ基盤の用事サービスまで加わったモデルだ。主に二輪車にを基盤に、家に置いてきたものを会社に持ってくるようにすることもできるし、料理から食料品・生活必需品などさまざまなものをアプリ内に入店した店舗に注文・配達することができる。

インドの10大都市のうち8都市に進出しており、注文から配達までにかかる平均時間は30分に過ぎず、「インドで最も愛されているサービス」に挙げられる。インターネット検索が必要なときに、「Google it」と言うように、インドで配達注文をする時は「Dunzo it」と表現するほどに馴染みのサービスとなった。

アジア市場を攻略するために団結した「優雅な兄弟たちとデリバリーヒーロー(DH)連合軍が、インドの配達市場に進出する際に食事サービス「SWIGGY」などとともに強力なライバルになると挙げられる。

ビスワズCEOは「ダンゾーは劣悪なインフラを持つインドで、アプリで注文すると30分で料理やモノ、人などすべてのものを配達するサービス・イノベーションを成し遂げた」と説明した。

ビスワズCEOは直接現場へ乗り出して7000件あまりの注文の配達を体験し、ビジネスを育てたことで有名だ。

2014年の創業当時は独自のアプリではなく、メッセンジャー「ワットアプリ」を通じて注文を受けて配達するサービスを開始した。この時の経験に基づいて、2017年にアプリを発売した。アプリのリリース当時、類似したサービスモデルを持つ企業が65社に達していたが、3年めでインドで唯一の事業者として生き残った。直接経験して作りあげたサービスの質に違いがあり、アプリ運営だけでなく、ドライバーや二輪車などの配達に関連するすべてのインフラを直接構築し、しっかりしたサービス基盤を作ったからだ。

また配達ドライバーとアプリ内の入店店舗などの生態系を造成し、同伴成長を推進したことも成功の秘訣にあげられる。ダンゾーは配達ドライバー2万5000人が働いており、1万5000カ所の地元の店とパートナーシップを結んでいる。

ビスワズCEOは「配達ドライバーの75%以上が前の職場よりも多くのお金を稼いでいて、インターネットという巨大な波で苦戦している路地の店をオンラインでリアルタイム接続し、地域の小商工人に永続的なビジネスの機会を与えている」と強調した。

ビスワズCEOはダンゾーは単なる配達アプリにとどまらず、注文から顧客への配達まですべてを網羅する、最大の電子商取引プラットフォーム企業に成長するだろうと自信を示した。今年までダンゾーとインド最大のオンラインコンビニにして、5年以内にインド市場でアマゾンと競合する電子商取引サービスに育てることを目標として提示した。

ダンゾーはグーグルが直接本社の金を投資した、最初のインドの会社としても有名だ。スティック・インベストメントなどの韓国私募ファンド(PEF)も投資した。ビスワズCEOは主要投資家であるグーグルとの関係については言及しなかったが、IT業界ではインドの電子商取引市場で物流・配送インフラを構築しつつ勢力を広げているアマゾンとひと勝負するために、グーグルが戦略的な決断を下したものとみている。

ビスワズCEOは現在、食品の配達企業と部分的に競争関係にあるが、5年以内にアマゾンと競合する企業になると展望した。

同氏は「今後はインド25都市、国内総生産(GDP)総合の1%がダンゾーのプラットフォームを介して創出される」とし、「配達ドライバー50万人、店舗30万がダンゾーを通じてより多くの利益を上げることになるだろう」と付け加えた。
  • 毎日経済_オ・デソク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-04 17:36:29