解説 | ハングル:환빠 ハングル発音:ファンパ 意味:国粋主義的な歴史観を持つ人を卑下した言葉 解説:韓国で国粋主義的性向の在野史学を卑下して使う言葉、このような歴史観を持つ人々を集団的に称するときファンパ(환빠)と呼び、性向を意味するときはファンポン(환뽕)、またはファンドク(환독)という。 ファンパという言葉は、韓国の在野史学で韓民族(朝鮮民族)の過去の歴史を語るときに根拠とする『桓檀古記(환단고기、ファンダンゴギ)』に由来する。つまり桓檀古記の内容を非常に信頼して、韓民族の初代国家である古朝鮮の領域は黄河以北の大陸全般をカバーしていたと信じている。 また、高句麗と新羅、百済の領土も古朝鮮に次ぐほどだとしており、以後、衰退を重ねて朝鮮に至って、朝鮮半島に限定されたと主張する。 特にシュメール人の髪の毛が黒く、彼らの言語が韓国語と似ているという点を挙げて、古代シュメール文明の起源は韓民族の部族のうち、スミルがから来ているという主張も広げる。この他にも、中国の漢字を作った人は東夷族である蒼頡であり、儒教の教祖である孔子も韓民族だったという歴史観を持っている。 中国の神話の時代から黄帝と決戦を繰り広げた蚩尤も韓民族だという主張を広げ、このような論拠が拡張して、鉄器文明を韓民族が開いたというところまで拡張した。 蚩尤は韓国の国家代表サッカーチームのサポーターである「赤い悪魔」を象徴するものでもある。ファンパが集まるところは甑山道系列のダウムカフェ(オンラインコミュニティ)だ。
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