解説 | ハングル:파오후, 쿰척쿰척 ハングル発音:ポオフ、クムチョククムチョク 意味:太っている男女を卑下する言葉 解説:「ポオフ」は太っている人の呼吸音、「クムチョククムチョク」は必要以上に食べ物を食べる音を表す擬声語だ。 本来、韓国語に体をゆっくり動かす様子を表す副詞「グムジョクグムジョク(굼적굼적)」という言葉があるが、クムチョククムチョクとは全く関係のない言葉だ。 口を覆って息をしたり、食べたときに音を出さなくても、これとは関係なく太っている男女が呼吸をするときには「パオフ」、ご飯を食べるときには「クムチョククムチョク」と表現する。 一度に飲み込むことが難しいほどの大量の食べ物を口の中に入れながら息をするときに「パオフ」、大量の食べ物を一度に噛むとき「クムチョククムチョク」という音がするらしいが、気になる人は試してみてほしい。 一説によると、2012年以降、インターネット放送のアフリカTVのモクバン(食べる様子を放送する番組)で初めて使われたという。しかし、2013年にイルベの掲示板に書き込まれたネットユーザの投稿記事が人気を呼び、現在の卑下的な意味に固定された。 この言葉が生まれた当初は、食べ物の写真を投稿しながら「何パオフ可能?」というコメントがつくなど、食べ物の量を意味したり、太っている人自らが自嘲的な意味で使っていた。しかし、2014年からDCインサイドをはじめとするインターネットサイトで、この言葉が卑下的な意味で使用される頻度が高くなり、太っている人を卑下する主な表現として定着した。 体格が大きい選手を表現するときは、この言葉を少し変形して使ったりする。 一例を挙げると起亜タイガースで重量を誇るナ・ジワン選手の場合「ナオフ、クムチョククムチョク」、作曲家のドンスパイクは「ドンスパオフ」などだ。 このほか、変形された言葉としては体躯が大きくても筋肉質な人には「パワー(power)」を変形させて「パワフ、グンチョクグンチョク(파워후 근척근척)」または、体躯のいい人が歩いた際のドンドンという音を表現した「パワフ、クンクァンクンクァン(파워후 쿵쾅쿵쾅)」と書いたりもするが、これは卑下的な意味はなく、ユーモラスで友好的なイメージの言葉だ。 パオフ、クムチョククムチョクは、英語でもパロディーされた。 A:knock Knock B:Who's there? A:Pao B:Pao who? A:K'umchokkumchok |