チンサン:진상

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解説 ハングル:진상

ハングル発音:チンサン

解説:厚かましくて分別のない、途方もなく意地っ張りな客という意味です。価値のある貴重な物を王に捧げる行為をチンサン(=진상 / 進上)といいますが、この言葉が由来になったといいます。完全に反対の意味になっています。

元来は国のお祝い事や節日に役人たちが王に地方の特産物などを捧げるとことを言う「チンサン(進上)」の意味が変わったのは、このような事で苦しむ庶民の哀歓が込められたからでしょう。地方の役人たちは何かといえば国に捧げる特産物を出せと脅し、自分たちが横取りしたり権力者に賄賂として捧げることを頻繁に行っていました。それゆえ、見た目はそれらしいものの中身はでたらめなものを渡していたために「安物で悪いもの」という意味が加味されたのです。ここにその物を受けとる当事者に対する恨みが加わり、見たくもない客という意味が固められたようです。

古くから伝わっているチンサンに関する面白い話があります。

王様が体が弱く妻と妾を侍らせながらも男としての役割をまともに果たせないのを見た利益に貪欲な奸臣が王様にオットセイのイチモツが良いと耳打ちし地方の役人に持ってきて捧げるように命令します。この命令が上から下へと段階を経て降りていくうちに、一つくらいは自分のものにしようとする役人たちの欲が加わり、最初は1・2個を要求していたオットセイのイチモツが10個に増えてしまいました。

海辺の村の下っ端の役人は漁師に命令を伝えながら、オットセイのイチモツはおろか、オットセイを見ることもできない自分たちの境遇を嘆きました。しかし、厳格な王様の命令なのだからどうしようもありません。二人で頭をひねった結果、「オットセイも犬も似たようなものじゃないか」と近隣の村の犬を捕まえあそこを切り取って官衙に持って行き捧げます。オットセイではない犬のイチモツが宮殿に運ばれ、役人たちは自分のものをひとつずつ取り、王様もそれで精気を補いました。幸いなことに効果があったのか、王様は満足げな表情をして下っ端の役人と漁師に「苦労だった」という賞賛の一言を返しました。王様の賞賛を聞いた漁師がこう呟きました。

「犬のXXも知らないやつらが、威張るんじゃねーよ」

補足するならチンサンとはお金がちょっとあったり権力を持っているからと身勝手でわがままに振舞う客への皮肉が込められている言葉です。そのためか、高級レストランやゴルフ場、デパート、モーテル、そしてバーでチンサン客をたくさん相手にすることになります。女性芸能人の一人がゴルフ場で生意気に行動するチンサン客としての烙印を押されたこともあります。

☞ 韓国のことわざの中で「チンサン(進上)は串にさし、賄賂は馬の背に負わせる」という言葉があります。遥か遠いところにいる王様に送るチンサンは串にさせるほど小さいが、目の前にいる役人たちに与える賄賂は手押し車に乗せて送るほど多いという意味です。

☞ゴルフ場のチンサン客
1. 自分が間違ってもキャディーのせいだと罵るの客
2. のろのろと散歩を楽しむ客
3. 恋人を連れて来て露骨な愛情行為を行う客
4. 雷が鳴ってもゲームを最後までするとゴルフに命をかける客
  • Lim, Chul
  • 入力 2014-06-17 12:00:00

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