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李健煕会長、心筋梗塞「緊急施術」

心肺蘇生術も実施...サムスン「すばやく回復中」 

  • ◆李健煕(イ・ゴニ)会長入院◆


    李健煕サムスン会長(72歳、写真)が先週末、深夜に呼吸困難や心臓麻痺の症状を起こし、サムスングループ全体が緊張状態に突入した。

    11日、サムスングループなどによると、李会長は10日午後10時56分頃、漢南洞(ハンナムドン)の自宅で呼吸困難が発生し、近くの順天郷病院緊急治療室で心肺蘇生を受けた。1時間20分後の11日午前0時15分にはサムスンソウル病院に移されて、心臓施術を受けた。

    李会長は急性心筋梗塞と診断され、順天郷病院からサムスンソウル病院まで、気道を確保するため気管支へ挿管した状態で搬送されるほどの危機を迎えたが、心臓施術後、現在は3階の集中治療室で自発呼吸を取り戻して回復中だ。サムスンソウル病院は同日、李会長の状態に対し「自発呼吸が戻って回復中であり、補助器具を活用している」と明らかにした。

    李会長がサムスンソウル病院で受けた施術は、心筋梗塞患者の狭くなった血管を広げる、一種の血管拡張術だと伝えられた。

    李会長入院の消息が伝えられると、海外出張中だった長男の李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長は急遽帰国し、この日午前から李会長のそばを守った。長女の李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長と次女の李敍顕(イ・ソヒョン)サムスンエバーランド社長も午前中から李会長の病室を訪れた。

    未来戦略室長の崔志成(チェ・ヂソン)副会長も同日午前、病院で李会長と病院長に相次いで面談した。主要系列会社の高位役員は万が一の事態に備え、病院や会社で待機した。

    サムスンの関係者は、「李会長の状態が安定し、速い速度で回復している」としながらも緊張の紐をゆるめずにいる。高齢の李会長は昨年8月に肺炎で入院したことがあり、健康を手放しで安心できないからだ。2009年3月には気管支炎で入院したことがあり、1990年代末には肺リンパ癌で手術を受けた。心臓関連の疾患は今回が初めてだ。

    最近のサムスンSDIと第一毛織の合併、サムスン総合化学とサムスン石油化学の合併、サムスンSDSの上場発表、電子系列会社の金融系列会社への株式売却など一連の措置は、李会長の健康状態と無関係ではないという見方が優勢だ。

    李会長は今年初め、サムスングループの新年祝賀式をはじめとする主要行事を終え、米国・ハワイと日本の東京などに滞在し、先月17日に帰国した。国際オリンピック委員会(IOC)委員である李会長が今年初め、ロシアのソチ冬季五輪に参加していないので、健康悪化説が提起されもした。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-05-11 21:55:45