記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 企業

現代自動車、水素電池自動車、英・独・仏に輸出

米、リース販売には3千人殺到 

    現代自動車は英国・フランス・ドイツに水素燃料電池車を輸出する。昨年初め、世界初の水素自動車(TUCSON ix)量産に成功した後、デンマーク(15台)とスウェーデン(2台)に水素自動車を販売した現代自動車が、本格的な輸出の道を開いた。

    20日、現代自によると最近、英国・ドイツ・フランス政府の水素自動車の入札で、現代自が事実上の供給者に選定され、最後の手続きを踏んでいることが伝えられた。2015年までに総1000台の水素自動車を販売するという現代自の目標にも青信号がともった。

    現代自の高位関係者は、「英国・ドイツ・フランス政府および自治体との供給契約を交渉中で、合計で100台以上の販売契約がなされると見られる」と語った。

    現在、デンマークとスウェーデンのほかにドイツ・ノルウェーなどにデモンストレーション用として3~4台ずつの水素車が供給されたが、今回のように大規模な契約が行われるのは初めてだ。

    現代自の関係者は、「いますぐ車を購入できるところは現代自しかないうえ、欧州が水素自動車の展望を明るく見ており、水素自動車の普及はもちろん、インフラストラクチャの構築にも投資をたくさん行っている」と説明した。

    現在、現代自は水素自動車の量産体制を構築した唯一の企業だ。エコカーの主導権争いが本格化し、電気自動車に次いで水素自動車の市場も、世界の自動車メーカー間の競争が激しくなっている。トヨタとホンダは2015年、メルセデスベンツは2017年までに、水素自動車の量産体制を構築すると宣言した。

    米国で進行中の、最初の水素自動車の民間販売も大きな呼応を得ている。現代自によると、1月から現代自米国法人(HMA)のホームページやディーラーショップなどを通じて注文を受けている水素自動車のリース販売に3000人余りの申請者が殺到した。

    3年間に月499ドルずつの利用料を出すリース方式だ。現在、対象者の選定作業を進めており、4月から車両を個人顧客に引き渡す予定だ。

    特に現代自の水素自動車の米国市場への進出は、2015年以来、熾烈な競争が繰り広げられる水素自動車市場で主導権を握ったという点で、大きな成果として受け止められている。

    トヨタとホンダは2015年、メルセデスベンツは2017年に水素自動車の量産に入る計画という中で、現代自はすでにヨーロッパ・アメリカなどで続々と輸出額を上げている。水素自動車競争で、このように一足先に目標を達成した現代自は、TUCSON ix水素自動車の改良型モデルも近いうちに発売する計画だ。

    TUCSON ix水素車は2010年3月のジュネーブモーターショーでデビューした後、昨年2月から世界に先駆けて量産されている水素自動車で、1回充電で最大594㎞まで走行できる。最高速度は160㎞/hで、ガソリンに換算すると燃費はヨーロッパ基準27.8キロメートル/リットルに達する。

    ■ 用語の説明
    水素燃料電池車(FCEV):車両に水素を注入した後、空気(酸素)と反応させて電気を発生させモーターを回す、環境に優しい自動車。走行時に水だけ発生する、完全無公害車だ。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-02-20 17:42:37