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韓国銀行、基準金利6カ月連続で凍結…年1.50%

  • 韓国銀行が基準金利を6カ月連続で凍結した。

    韓国銀行金融通貨委員会は12日午前、全体会議を開いて今月の基準金利を現在の水準である年間1.50%で維持して金融政策を運用することにした。韓国銀行は昨年11月基準で金利を年1.25%から1.50%へと、6年5カ月ぶり​​に引き上げていた。

    以下は韓国銀行が公開した金融政策方向全文

    金融通貨委員会は次の金融政策の方向決定時まで韓国銀行基準金利を現在の水準(1.50%)で維持して金融政策を運用することにした。

    世界経済は堅調な成長を続けた。国際金融市場は米中貿易関係の悪化の懸念などにより国債金利と株価が下落するなど高い変動性を示した。今後、世界経済の成長は保護貿易主義の拡散の動き、主要国通貨政策の正常化速度、米国政府の政策の方向などに影響を受けていると予想される。

    国内経済は輸出が好調を持続する中で、消費と設備投資が良好な流れを見せて堅実な成長を継続したと判断される。雇用状況は就業者数の増加幅が縮小されるなど回復が鈍化した。今後、国内経済の成長の流れは1月の展望経路と概ね合致するものと予想される。投資が鈍化するが消費は家計の所得環境の改善などで安定した増加を続けて輸出も世界経済の好調に支えられて良好な流れを持続することが期待される。

    消費者物価は畜産物価格の下落、石油類価格の上昇幅鈍化などにより1%台中盤レベルの上昇を続けた。コアインフレ率(食料品やエネルギーを除いた指数)は1%台中盤を示しおり、一般人期待インフレ率は2%台半ばを維持した。消費者物価上昇率は当分のあいだ1%台半ばレベルを見せるが、下半期以降上昇が拡大して目標レベルへと徐々に近づき、年間全体では1月の予測値(1.7%)をわずかに下回ると予想される。コアインフレ率も緩やかに上昇するものと思われる。

    金融市場は国際金融市場の動きを反映して多少高い変動性を示した。長期市場金利は主要国の国債金利の変動の影響を受けて下落した。株価とウォン・ドル為替レートは保護貿易主義の拡散懸念、北韓(北朝鮮)リスク緩和などの影響を受けて相当な幅で騰落した。個人向け融資は全体的な増加規模縮小傾向が続いているが、例年よりも高い増加傾向を示した。住宅価格は首都圏の一部地域を中心に上昇が鈍化した。

    金融通貨委員会は今後、成長の勢いの回復が続いて中期的な視野で物価上昇率が目標水準で安定するようにする一方、金融の安定に留意して金融政策を運用していく。国内経済がしっかりとした成長を続けている中で、当面の需要面での物価上昇圧力は大きくないと予想されるため、金融政策の緩和基調を維持していく。この過程で今後の成長と物価の流れを綿密に点検しながら緩和程度の追加調整を慎重に判断していく。また主要国との交易条件、主要国の中央銀行の金融政策の変更、家計負債の増加、地政学的リスクなども注意深く確認していく。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 キム・ジンソル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-04-12 11:11:11