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現代自グループ3社「新車効果」でスイスイ

    • 現代自3社の利益率の推移


    現代自動車グループは「パリセード」など新車を大挙出荷し、今年の現代・起亜車と現代グロービスの営業利益率がすべて反騰するだろうという期待感が高まっている。

    最近、年金基金などの機関投資家が3銘柄すべてで買い越しに乗り出している理由だ。特に現代グロービスは主力顧客である現代・起亜自動車の新車発売効果に加え、比較的低い新興国為替リスクに起因する最も高い株価上昇率を記録している。 22日の韓国取引所とエフアンドガイドによると、現代自動車と起亜自動車そして現代グロービスなどの現代自動車グループ「三角編隊」の、今年の営業利益率は前年よりも改善されるものと推定される。

    2015年は6.9%だった現代自動車の営業利益率は3年連続で下落し、昨年は2.9%まで低下したが、今年は3.9%で1%ポイント上昇すると予想される。証券業界では現代自動車の昨年の実績は、米・中貿易戦争にともなう世界的な自動車市場の需要鈍化、新興国の通貨安による収益性の悪化、リコールなどの各種費用が発生したことがすべて反映された最悪の数値を示したと分析している。

    しかし、昨年末から実績ターンアラウンドの糸口が見えているという評価だ。 24日に発表された現代自動車の昨年の第4四半期の営業利益は7917億ウォン(証券会社3ヶ所以上の推定値の平均)で、前年同期(7752億ウォン)に比べて2.1%増え、実績の下落傾向は沈静化するだろうとの見通しだ。

    パリセード効果が本格的に表われる今年の第1四半期から、業績が改善される見通しだ。このモデルは先月の実際の販売期間は2週間にとどまったが、国内では1908台が売れ、国内SUVの月間販売で1位を記録した。これによって現代自動車の今年の第1四半期の営業利益は9234億ウォンと推定され、昨年の第1四半期(6813億ウォン)よりも35.5%増加すると予想される。

    今年の第2四半期には、優良業績の基準となる四半期の営業利益1兆ウォンを突破する態勢だ。来る3月、新型「ソナタ」が韓国と米国で同時に発売されたうえに、早ければパリセードは今年の上半期中に米国で販売される予定だ。

    機関投資家はここ一ヶ月(12月24日~1月22日)のあいだ、現代自動車に対して1568億ウォン規模の買い越しを記録した。この期間コスピで機関投資家の買い越し1位の銘柄になった。

    証券業界では、現代自動車のパリサーセードがヒットするやいなや、起亜自動車製SUV「テルライド」発売時期に関心を注いでいる。今年の上半期に米国市場で販売されるテルライドは、パリセードとプラットフォームとパワートレインなどを共有するもであるだ。起亜自動車の営業利益率は、前年の2.2%から今年は3.1%に改善される見通しだ。このような期待感に外国人と機関投資家は、この銘柄を最近一ヶ月間にそれぞれ240億ウォンと519億ウォン買い越した。

    現代・起亜自動車の実績と連動している現代グロービスの営業利益率もまた、今年は反騰するものと予想される。2015年以来は今年まで5年連続で4%台を維持し、現代自動車「三兄弟」の中で最も安定した姿だ。ここ一ヶ月間、この銘柄の株価は7.6%上昇した。現代自動車(3.7%)や起亜自動車(7%)よりもより多く上がった。
  • 毎日経済_ムン・イルホ | 入力 2019-01-23 16:11:33