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韓国半導体、DRAM価値下がりで実績見通しに暗雲

DRAM価格、底のない墜落...ひと月で12%下がる 


    韓国輸出の主力商品であるメモリー半導体(DRAM・NAND型フラッシュ)価格が延々と墜落し続けている。継続するメモリの価格下落で、韓国輸出の主力であるサムスン電子とSKハイニックスの、今年の第2四半期の業績見通しも暗くなっている。

    28日、グローバル市場調査会社であるDRAMエクスチェンジによると、DRAM価格(DDR4 8Gb固定取引き価格)は1個あたり3.31ドルで、5月(3.75ドル)に比べて11.73%も下落した。先月は今年に入って初めて二桁の下落傾向を抜け出したが、再び大きな幅で下落を続け、3ドル台までが危うくなった。

    過去最高だった昨年9月に(8.19ドル)と比較すると、なんと60%近く下落した。 DRAM・NAND型フラッシュなどメモリー半導体の価格は、昨年の下半期から継続して墜落している。 DRAMエクスチェンジは持続する価格下落の背景として、米国と中国の間の貿易紛争にともなう不確実性の拡大を指摘した。

    DRAMエクスチェンジは報告書で、「悪化する米・中通商戦争がDRAM市場にも影響を及ぼしている」とし、「(価格回復まで)2~3四半期さらに経過しなければならないようであり、価格の下落線も現在から30~40%さらに落ちることがありうる」とした。現時点では季節的な需要に応じて下半期のDRAM価格の下落幅は縮小されるだろうという、これまでの「上低下高」見通しも不透明だという説明だ。

    USBやメモリカードなどに使われるNAND型フラッシュの価格(128Gb MLC固定取引価格)は、先月末(3.93ドル)と同じ価格を維持した。ただし業界では、すでに溜まっている在庫量を考えると、停電事故による生産量の低下がNAND型フラッシュ市場に与える影響は大きくないだろうと予想している。

    メモリの価格下落が続いて、サムスン電子とSKハイニックスの第2四半期の業績見通しも暗くなっている。未来アセット大宇は去る27日、サムスン電子の第2四半期の実績は営業利益が前年同期比で57.1%減の6兆4000億ウォンで、売上高は同じ期間で7.3%減の54兆2000億ウォンと予想した。

    昨年の営業利益が20兆8437億ウォンに達したSKハイニックスは、下半期は赤字転の換懸念まで出ている。メリッツ総合金融証券は最近の報告書で、「SKハイニックスは今年の第2四半期と第3四半期、それぞれ6468億ウォンと2545億ウォンの営業利益を記録するが、第4四半期には2776億ウォンの赤字を見るだろう」と展望した。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-06-28 17:48:49