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韓国輸出…主力13品目のうち11品目「マイナス」

輸出量・単価の両方下落 

    • 13大主力品目の増減


    3年9ヶ月ぶりに最悪の輸出ショックを記録したことは、主力品目と主要市場の両方ともに崩れたことによる衝撃波が大きかったからだ。 13大主力品目のうち、船舶とコンピュータを除く11品目がマイナスを記録した。 1年前の昨年10月の輸出が548億ドルで貿易統計作成以来で歴代2位の実績を記録し、基底効果が作用したという背景もあるが、輸出寒波が全商品・全地域に広がっているという懸念が高まっている。

    1日の産業通商資源部によると、3カ月連続で増加していた輸出量が、10月に入って2.2%の減少に転じた。

    • 主要地域別の輸出


    輸出単価は12.8%低下するなど、墜落しながらの11ヶ月めの下落だ。特に輸出の割合が30%に達する半導体がまだ突破口を見つけられない。半導体価格は60%以上の暴落を続けており、半導体の輸出は前年よりも32.1%減少した。今年に入って最大の減少幅だ。 3大輸出市場である中国、アセアン、米国はもちろん、主要国の輸出がすべて崩壊した。

    中国市場では半導体をはじめとする石油製品と、ディスプレイなどの主要品目の輸出減少で12ヶ月めのマイナスを記録した。長期化した米国と中国の貿易紛争で、中国内の需要が大きく萎縮したためだ。アセアン(-8.3%)と米国(-8.4%)も世界的な不況の余波で、韓国産の輸出品がすっかり息をひそめている。輸出規制が3カ月目で続く日本への輸出も、減少幅が拡大している。 10月の対日輸出は-13.8%で輸入は-23.4%を記録し、前月にくらべて2倍以上も減少した。

    貿易収支は53億9000万ドルを記録し、今年に入って2番目に高い水準を記録した。しかし輸入は2016年1月(-20.3%)以来で最大の14.6%ほども減ったことによる反射利益に過ぎない。減収幅が輸出の減少幅に迫り、「不況型黒字」に対する懸念も頭をもたげている。

    この日、政府は輸出状況点検会議を開き、第4四半期に60兆ウォン規模の貿易金融を支援することにした。成允模(ソン・ユンモ)産業部長官は、「輸出は10月を底に減少幅が改善されると予想される」とし、「米・中貿易紛争のステップ1妥結と半導体価格の回復などで、来年の第1四半期には輸出がプラスに転換されるものと予想される」と述べた。

    しかし、当初は「上低下高」論を掲げて下半期の輸出回復を叫んだ政府が、再び「年初の輸出回復」というバラ色の展望だけを繰り返しているとの指摘が多い。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-11-01 19:48:14