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日本車不買運動の反射利益…ボルボなど販売好調


    韓国の完成車マイナー3社が内需不振に陥った中で、ボルボとフィアットクライスラー(FCA)が韓国市場で初めて1万台クラブに加わるする見込みだ。

    6日の韓国輸入自動車協会によると、11月末時点のボルボの累積新規登録件数は9805台で、前年同期比で23.7%増加した。同じ期間におけるFCAの新規登録件数は9615台で、昨年よりも42.3%増加した。今年に入って先月までに、全輸入車ブランドの新規登録件数が10%以上減少したこととは対照的だ。

    ボルボとFCAの今年の輸入車市場シェアはそれぞれ4.57%と4.48%でメルセデス-ベンツ、BMW、アウディ・フォルクスワーゲン、トヨタに続いて5番目と6番目に高い。このような結果は韓・日関係の悪化で日本車に対する不買運動が続き、韓国GMとルノーサムスンやサンヨン自動車などの韓国マイナー3社の実績が悪化したことから始まったものと分析される。

    今年1~11月の韓国GMとルノー・サムスンの国内販売台数は、前年同期比でそれぞれ18.4%と3.4%減少し、サンヨン自動車も実績が1.3%減少した。このような中でボルボとFCAはXC60(写真)とV60、ジープ「レネゲード」などの主力モデルの販売がそろって伸びて、韓国で初めて年間1万台の販売達成を目前にした。

    最近、スウェーデンの感性を標榜するボルボは30・40代の攻略に成功し、2014年から5年連続で20%以上の成長率を記録した。特にグローバルなベストセラーモデルであるXC60とクロスカントリーのV60、9月から本格的に出荷された新型S60で構成された60クラスタが今年一年の販売台数の45%以上を占めており、実績成長を牽引した。イタリアと米国系の自動車メーカーであるFCAは、昨年からジープブランドを中心にマニアから一般顧客層へ拡大することに注力した。その結果、今年はレネゲードとラングラー、コンパス、グランドチェロキーなどの主力モデルがすべて1500台以上売れて安定した実績をあげた。
  • 毎日経済_パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-12-06 20:48:12