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現代自動車、インドでオンライン販売に乗り出す

自動車販売サイト「Click to Buy」オープン 

  • 現代自動車は米国と英国に続き、インドでもオンラインで自動車を販売する。労働組合の反発で韓国でのオンライン販売が事実上不可能になるやいなや、世界各地で新たな流通チャネルの実験に乗り出したわけだ。

    20日のインド現地メディアによると、現代自動車のインド法人は17日にオンライン販売プラットフォーム「クリック・トゥ・バイ(Click to Buy)」をオープンした。「クリック・トゥ・バイ」は消費者が車を直接購入できるオンラインショッピングモールで、インドで出荷された現代自動車の全モデルを販売する。現代自動車インド法人はデリーを含む首都圏地域で、いくつかのディーラー社とともにパイロット形式で試験運用した後、サービスの提供地域を広げる予定だ。

    現代自動車の「クリック・トゥ・バイ」は、ホームページに登録すれば誰でも車を購入できるプラットフォームだ。登録した後はプラットフォーム上で現代自動車のすべてのラインナップを確認することができ、自分が希望するモデルを内装と外装の色、仕様、購入オプションに合わせて選択することができる。また、購入の過程でいつでも販売員の助けを得ることができ、車両の託送に関する可否も決めることができる。

    現地では、現代自動車オンラインプラットフォームはインド全域のディーラー網をリアルタイムで接続するだけでなく、デジタル世代の需要を満足させる新たな販売チャンネルになるものと期待している。現代自動車インド法人は先立って2017年にもオンライン販売のホームページ「ハイバイ」で現地の戦略小型車「i20」300台を販売したところ、当時70万人を超える消費者がホームページを訪問したことが分かった。

    キム・ソンソプ現代自動車インド圏域本部長は、「これまでの10年間、インドの自動車小売市場は急激な変化を迎えたし、新しいデジタル世代はオンラインで製品を購入する傾向が非常に強い」とし、「クリック・トゥ・バイはこのような要求を満足させるための、インドでの初オンライン自動車販売プラットフォーム」だと説明した。

    現代自動車は2017年に英国で「クリック・トゥ・バイ」プラットフォームを先にオープンしたことがある。オンラインで車の選択から見積りの算定、最終決済、輸送の予約までワンストップで購入できる構造で、2018年には購入車種を全車種に拡大した。また、現代自動車は2018年に米国最大の電子商取引サイトであるアマゾンの自動車セクションに「デジタルショールーム」をローンチした。

    一方、国内ではオンラインでの自動車販売はもちろん、ホームショッピングでの販売も難しいのが実情だ。金融委員会は2017年3月に保険業監督規定を改正し、ホームショッピングでも自動車を販売できる道を開いてた。しかし2018年、全国民主労働組合総連盟現代自動車支部販売委員会がホームショッピングでの国産車販売を総力で阻止する方針を明らかにするなど労組が反発し、現在までにオンラインとホームショッピングでの自動車販売は活性化できずにいる。
  • 毎日経済_パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-01-20 20:14:30