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夢を叶えたチョ・ソンジン、ベルリン・フィルと共演

    ピアニストのチョ・ソンジンが来月、サイモン・ラトルが率いるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の来韓公演で共演を務める。チョ・ソンジンは世界のトップオーケストラに挙げられるベルリン・フィルの選択を受けた最初の韓国人ピアニストとして記録される予定だ。

    錦湖アシアナ文化財団は11月19日に予定されているベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の来韓公演の共演者がピアニストのラン・ランからチョ・ソンジンに変更されたと13日、明らかにした。当初、共演者に予定されていた中国出身のスーパースターピアニストのラン・ランが先週、左腕の腱鞘炎の症状を理由に演奏をキャンセルすると、楽団側は錦湖アシアナ文化財団が提案したチョ・ソンジンの共演を受諾した。

    世界最高のオーケストラの一つに挙げられるベルリン・フィルは共演者を選ぶ基準が厳しいことで有名だ。ベルリン・フィルが公演を控えて当初予定された共演者が急にキャンセルされた場合は、新しい人を選ぶ代わりに共演者が必要ない交響曲へとプログラムを交換することが多かった理由だ。

    財団関係者は「今回も最初は楽団側がプログラムの交換を要求してきたが、チョ・ソンジンの共演を提案すると快く同意した」とし「ショパンコンクール優勝以来、安定した活躍でチョ・ソンジンの音楽的な評判が固くなり、それが大きく作用したように見える」と伝えた。

    ベルリン・フィルとひとつの舞台に立った韓国人音楽家にはバイオリニストのチョン・キョンファ(1973~1994年に5回)、チェリストのハンナ・チャン(2000年)、バイオリニストのキム・ヨンウク(1970年)、バスのヨン・グァンチョル(2002~2012年に3回)がいる。韓国系アメリカ人サラ・チャンはベルリンフィルと3回共演し、アルバムを出してツアーに参加した。

    チョ・ソンジンは来月19日の韓国公演に先立って11月4日、ドイツのベルリン・フィルハーモニーホールでベルリン・フィルとのデビュー舞台を持った後、フランクフルト、香港で共演を繰り広げる。彼はショパンコンクール優勝後、ベルリン・フィルとの共演デビューが次の目標だと複数回にわたり述べている。チョ・ソンジンは今回の共演の機会について「ラン・ランの代わりにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と演奏をすることになって光栄でうれしいです。私が今回の演奏をできるように助けてくれたマエストロサイモン・ラトルをはじめとし、多くの方々に心から感謝いたします。そして何よりも、親愛なるラン・ランの快癒を心から願っています」と財団側に感想を伝えてきた。

    チョ・ソンジンは19日の公演でラヴェルのピアノ協奏曲ト長調をサイモン・ラトルの指揮の下で披露する。

    一方、チョ・ソンジンは来年1月に初の全国リサイタルツアーを行う。ツアーは7日の釜山を皮切りに、10日と11日ソウル、13日全州、14日大田の順で行われると明らかにした。プログラムは、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」と30番、ドビュッシー「映像」2集とショパンのピアノソナタ第3番で構成された。
  • 毎日経済 オ・シンヘ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-10-20 09:00:00