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益善洞そぞろ歩き「看板ツアー」

  • 有名になる準備ができた街の急速な変化をいちばん最初にキャッチできる要素は、路地にひしめく人々と、しぜんに目に入る多くの看板だ。ヒップな看板には、自然に視線と足取りが惹かれる次第。「道場破り」熱風が吹く益善洞(イクソンドン)の看板旅行レポートを準備した。

    1.「イクソンスプ」



    各種アクセサリーや衣類を販売しているマルチショップ「イクソンスプ(益善林)」。緑のネオンサインに整然と書かれた看板が人々の視線をひきつける。概して低廉な服をたくさん見ることができ、イクソンドンを探ねる観覧客たちの訪問コースとして知られている。

    2.「コーヒーします」



    レンガを整然と積み上げた煙突のような入口に、金箔であしらわれた文字。そして軽く立てられた小さな立て看板は、ここがカフェということをたっぷりと示している。コーヒーを「売ります」ではなく「コーヒーします」という名前は、コーヒーを飲むこと自体の楽しさを感じてみてほしいようだ。メニューにはニトロコーヒー、ドルチェラテ、マスカルポーネチーズラテ、ウィンナコーヒーなどをはじめとする各種のコーヒーと、カクテルやビールなどがある。

    3.「イクソンディミバン(益善知味方)」



    様式の厨房長が帽子をかぶったようなシルエットの看板がかかったイクソンディミバン(益善知味方)。ホテル新羅でのキャリアを積んだシェフがオープンした韓屋式レストランで、「イクソン知味方」は、最初の調理書の『飲食知味方』に着目した名前と言われる。チョンヤンコチュシーフードブイヤベース、パスタ、牛カルビブルギニヨンなどのメニューをはじめ、清潔なテーブルセッティングがひときわ目立つ。

    4.「テテロサロン(TETEROT SALON)」



    生活韓服を販売している「テテロトサロン」。新村の小さな売り場でチマチョゴリソウリという名前で伝統韓服を製作して始まったここは、小さな店から口コミに乗って益善洞に来た。伝統韓服を普段着と組み合わせて、かわいくてラクなモダン韓服として作った。おなじみの形態のモダン韓服を提案する。

    5.「トンベク洋菓子店」



    店の名前や外観、インテリアと看板から、開化期の雰囲気を漂わせる「トンベク洋菓子店」。代表メニューはその名の通り「洋菓子」のスフレケーキとハンドドリップコーヒー、アフォガートなどだ。ここを訪れる時はウェイティングを甘受しなければならないが、しかし待った時間だけ真心を尽くして出てくる味は期待に応える。

    6.「トゥム(隙間)」



    建物と建物のあいだに位置する、文化とコーヒーを売る「トゥム(隙間)」。暗くなって益善洞の夜が訪れると、強烈に吹き出す赤と青のネオンサインがここの存在を知らせる。「トゥム」という店の名前とは異なり、韓屋でしつらえた広々とした店ではカフェメニューにビールやワインなどを出す。さまざまなギャラリーの作品と一緒に休む暇(トゥム)、楽しむ隙間を享受してみよう。

    7.「ナグォンヂャン(楽園荘)」



    古い旅館を改装したブティックホテル「ナグォンヂャン(楽園荘)」。ホテルの入り口に置かれた立石や、看板のネオンサインの文字が奇妙な情感を呼び起こす。その他にもヴィンテージ風の客室キー、ドライフルーツで作ったウェルカムティー、ターンテーブルなどは古いがスタイリッシュで、そして楽園荘の雰囲気を代表する要素だ。

    地下鉄1号線「鍾路3街」駅から北にひろがる、古い街並みの益善洞(イクソンドン)。今度は看板を見て入って満足する店をいくつかご紹介。

    1.「ソウルコーヒー」



    益善洞(イクソンドン)の「ソウルコーヒー」。ところで…理髪店のサインポールを横にしたようなくるくる回る看板には、コーヒーとベーカリー、アイスクリームなどが書いてある。実際にはコーヒーだけではなく、ベーカリーやアイスクリームも自信があるようだ。「クァベギ」「チャプサル(もち米)ドーナツ」など「古めかしい」と感じる、韓国ならでわの懐かしい菓子を新しいスタイルで作る。

    代表メニューは「アンビター食パン」。小さな食パンの上にまるでドミノのように2切れのバターをきつく突き立てた姿は、けっこう笑いを醸し出す。バターを少しずつ押し込みながら、パンと一緒に楽しめば良いとのこと。この他にも米、インヂョルミ(きなこ餅)、大麦、緑茶、みかん、甘酒などの独特の味を誇る「キューブアイスクリーム」「インヂョルミテラミス」「チョコクァベギ」など、ソウルコーヒーには新しく再解釈された昔のお菓子でいっぱいだ。

    2.「コムコム オラクシル」



    益善洞の「コムコム娯楽室(オラクシル)」。ふつうの立て看板には「娯楽室」の三文字と「16ビットカラー」「最新ゲームなし」となっているだけだが、むしろ最近では見ることができない、昔の娯楽室(ゲームセンター)に出会うことができること自体が楽しく感じられる。

    透明ガラスのドアを通して見える「過度の娯楽は知能啓発にお勧めします」などの文句は、人々を引き込む要素だ。ここでは一ゲーム当たり500ウォンという価格で「テトリス」「スポンジ」「キング・オブ・ファイターズ98」「鉄拳」「メタルスラッグ」などのゲームを楽しむことができる。タンヂンチェム(蕩尽チェミ=ちょっとした浪費の楽しさ)の誘惑にご注意のこと。

    3.「アンクルビデオタウン」



    夏の季節、映画とビールを一緒に楽しむことができる「アンクルビデオタウン」。ありふれたビデオ房()ビデオルームやDVD房とは異なり、快適な雰囲気でまとめられたテーマのカフェだ。

    飲料のみを楽しむカフェホールと映画を見るムービーホールで区分されており、映画観覧を望むなら、ムービーホールへ移動すれば良い。ソファやカーテンで区切られた小さなスペースで、四半期ごとにアップロードされるビデオ(見逃した映画やまた見たい映画、見なければならない映画)を選択すると視聴できる。

    ムービーホールは飲み物込み料金で利用可能(カフェホールとは別料金)で、トンネ(町内)のビデオ房(?)らしく、ラーメンやチュロスにフライドポテトなどの軽食も一緒に楽しめる。毎月第三火曜日は休館。
  • 毎日経済Citylife_イ・スンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-20 21:56:07