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エリックの新婚旅行により注目が集まった空港ファッションの本質と弊害

    誰かにとっては憧れの対象に、当事者たちには一生の思い出になる新婚旅行。蜜月やハネムーンなどの言葉で神秘的で甘く包まれているものが新婚旅行だが、そのような雰囲気は影も形もなく、「当然のことをしただけだ」というような寂しい議論だけが残ったのなら、それはまさに「苦い思い出」だ。

    最近結婚にゴールインした神話エリックとナ・ヘミの新婚旅行が騒動になった理由は、かの有名な「空港ファッション」のためだ。

    事情を簡単にまとめると、新婚旅行に出かけるエリックとナ・ヘミ側が空港ファッション撮影を条件に協賛を受けたのだが、撮影を避けたという「協賛いいとこ取り」問題が報道されたもの。

    今回の騒動の直接的当事者はエリックとナ・ヘミ、広報代理店、ブランドなどだが、「空港ファッション」撮影のもう1つの側である放送局とメディアが狙っていたターゲットが手の届かないところに行ってしまった状況になりながら、この事態が起きた。

    当事者たちの説明はどうだったのだろうか。協賛を手配した広告代理店は「空港ファッション撮影を進行しようという事前協議はなく、ひょっとすると身に着けるかもしれないという期待で、単純な協賛を進行した」との立場を明らかにし、エリック側は「入国時に着る衣装について協賛を受けた事実はなく、連絡も受け取っていない」と大変悔しい立場だ。

    広報代理店が自らの「ミス」を認める格好だが、彼らの空港ファッションを撮影しようと待機していたメディアの立場から見ると、少し納得ができないのかもしれない。

    利害関係がもつれた彼らとは異なり、事態を見守るファンたちの視線は不便極まりない。

    芸能界のスターたちには、すでに慣行のように慣れたことだというが、芸能人の身分で出入りする空港と新婚旅行への道は少し違っていなければならなかったという批判だ。

    エリックとナ・ヘミ側が濡れ衣を着せられたという意見も出ている。しかし、議論の当事者たちが話したい誤解と反論の真実とは関係なく、状況は「空港ファッション」の本質と弊害にまで広がっている。

    協賛先の商品を身につけたとなると完売になるスターの場合、1件当たり1000万ウォン程度の現金が行き来し、空港ファッションの履行のための裏面契約書が横行し、あるスターたちは、過度の協賛を消化するために、複数回「空港ファッション」を演出するという話まで明らかになっている。

    「空港ファッション」というものがブランドとスターたちの間の、ウィンウィンの慣行であるかもしれないが、ややもするとイメージに泥を塗ることになる状況もあり得るという事実を今回のエリックとナ・ヘミの議論が物語っている。
  • 毎日経済 Citylife 第588号 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-07-23 08:50:00