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「まるで戦争」1万席が完売したナ・フナのコンサートチケットは誰が購入したのか

    それこそ戦争だった。前売りが開始されるやいなや光の速度で売れたチケットは1万枚が超え、事前シミュレーションまでしてチケットを購入しようとして失敗した人の叫びがこだました。また、ダフ屋たちが横行して強制的に返金措置される状況も発生したほどだ。

    ときおり人気アイドルスターの公演入場券が発売開始から数分で完売したという話を聞いたことがあっても、中高年対象の歌手の公演にこのような現象がおきたことは記憶にない。それがいくら往年のスターだったとしても、いくら11年ぶりのカムバックコンサートであったとしてもだ。

    去る5日に前売りがスタートしたナ・フナのカムバックコンサートの3つの会場の入場券がそれぞれ7分(ソウル)、10分(大邱)、12分(釜山)で売り切れた。各会場は3500~4000席の規模で入場料は12万1000ウォンから16万5000ウォンまでと高価だったが、チケット購入戦争で火花が散った。

    特異なのはチケットの購入をした年齢層の中で最も大きな部分を占めたのが30代だということ。ナ・フナの活動を見たこともない彼らがチケットを購入した理由はほとんどが「両親へのプレゼント」。しかし同じように中高年の観客を対象にするディナーショーのチケットも、このように販売されたことは一度もないということを考慮すると、ナ・フナの存在がいかに偉大かということを証明してくれる端的な例になるだろう。

    チケット完売により明らかになったナ・フナのシンドロームはそれだけではない。いくつかのメディアではナ・フナとナム・ジンの人気を分ける世論調査を再び繰り広げ、ライバルだった2人をめぐって「ナ・フナかナム・ジンか」という長年の論争が再燃された。ナム・ジンへの関心が突然急上昇したのもこの頃だ。

    残ったのは、11年ぶりに繰り広げられるナ・フナの公演の内容。自分のコンサートを常に直接企画して演出してきており、規模とクオリティのすべての面で圧倒的なスケールを誇ってきただけに、今回の公演もバラエティ豊かになるという話がある。

    ダンサー、合唱団、楽団など50人余りの出演陣がナ・フナと共にするという噂が出回るだけで、まだ公演の内容は一切知られていない。知られているようにインタビューも、記者会見も、放送出演も一切予定がなく、公演前に一目でも彼を見る機会はない。チケットを手にした1万人の観客を除いては彼の「血も涙もない」神秘主義戦略が薄情に感じられる可能性もある状況。

    しかし、隠れていた国民的スターに再開するというときめきは誰にでも同じなようだ。
  • 毎日経済 Citylife 第597号 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-09-24 09:00:00