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「恋するパッケージツアー」作家が語るドラマで伝えたいこと

    『恋するパッケージツアー~パリから始まる最高の恋~』(以下、『恋するパッケージツアー』)チョン・ソンイル作家はなぜパッケージ旅行を素材にしたのか?

    12日チョン・ソンイル作家はこれについて「『恋するパッケージツアー』を通じて関心を持ち振り返ってこそ知ることができる関係について話したかった」と話した。旅行という素材を全面に打ち出しているが、見てみれば結局は人との関係、その中に形成される理解と疎通の温かな過程がこのドラマの重要テーマということだ。

    来る13日初放送されるJTBC新金土ドラマ『恋するパッケージツアー』はドラマ『チュノ』、『7級公務員』や映画『パイレーツ』などヒット作メーカーのチョン・ソンイル作家のドラマ復帰作として関心を集めている作品だ。ジャッジ溢れるエピソード、的を射た台詞、一味違うストーリーを作り出し最高のストーリーテーラーとして知られる彼が、ともすれば平凡に見えるかもしれないパッケージ旅行を素材にしたのは、互いに関わりたくないが、同じバスに乗って一緒に食事をする間に関係が形成されるパッケージ旅行の特性のためだ。

    チョン・ソンイル作家は「パッケージ旅行をすれば本当に理解できない人と出会うことになる。しかしその人の話を聞けば理解できる瞬間が来る」と話した。「複雑な日常から遠く離れれば、一番近くにあることが鮮明に見える。旅行者たちは今この瞬間一番近い人ではないか。こうして一番近い人々が互いに理解することになる物語を描きたかった」とパッケージ旅行という素材を通じて関係の話を描く理由を明かした。

    チョン・ソンイル作家は取材のためフランス旅行をしていた最中、その場所で偶然に出会ったガイドとのエピソードを話した。「旅行の最後にこんな話を必ずするそうだ。『皆さんが旅行に来て幸せであったら嬉しい。その幸福な気持ちを持って帰り、皆さんが暮らしている世界も幸福にして欲しい』と」この真心こもった一言が「自分がしたかった物語を明確にした」とし「だから私が幸福に作った世界に誰かが旅行に来てまた幸せになってくれたら嬉しいと思わないか」と話した。『恋するパッケージツアー』9人の旅行者が互いを見てみることで作り出す温かく幸福な物語が期待される理由だ。

    話を終え、チョン・ソンイル作家は何よりも俳優と制作陣に感謝の言葉を繰り返した。「主演だけ際立つ作品ではなく、全員が融合する物語を選んでくれた俳優たちに本当に感謝を伝えたい。作品を共にしたすべての俳優が本当に大切な存在になった」とし「全員が主人公であるドラマを作るということはとても難しい。しかしドラマの中のすべての人々の最初と最後がある作品であればと思った。我々全員が各自の人生の主人公となる物語ということだ」と付け加えた。

    最後に「一話一話が終わるたびにすぐ隣にいる人を見つめることができるドラマとなれば嬉しい。同じ時間に共に視聴している家族や友人かもしれないし、地下鉄の隣の席に座る知らない人かもしれない。互いに見つめることができる物語となることを願う」と伝えた。
  • スタートゥデイ ソン・ジョンウン記者 / 写真=ドリームハウス、JYPピクチャーズ | 入力 2017-10-12 15:06:01