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今日からスタート「賢い監房生活」、「応答せよ」に続くシンドローム起きるか

    バラエティPD出身だが、ドラマ「応答せよ」シリーズで3連打に成功したシン・ウォンホPDが、今回は方向を変えた。過去を回想させる思い出のドラマではなく、一般小市民であれば経験することのできない「刑務所」に接近する。

    シン・ウォンホPDの「応答せよ」シリーズは、旋風的な人気を集めた。既成世代たちには忘れていた学生時代の郷愁を呼び起こし、その時代を経験できなかった世代たちには新鮮さを提供した。今回ドラマ『賢い監房生活』は平凡な人であれば接することのできない刑務所の中の話を伝える。

    『賢い監房生活』は、スーパースター野球選手キム・ジェヒョク(パク・ヘス扮)が一晩にして犯罪者となり入った刑務所の中で起きる物語と、その中で暮らす人々の生活を描くブラックコメディドラマだ。

    作品の中でキム・ジェヒョクは韓国シリーズ2年連続MVP、ゴールデングローブ3連覇、セーブ王、防御率王となった特級抑え投手。メジャーリーグの契約まで控えていた彼が法定拘束の宣告を受けた。先立って公開された映像の中のキム・ジェヒョクはすっきりとしたユニフォームの代わりに薄汚れた囚人服を着て世界の果ての家、刑務所に入り「私はここにどれだけいなければいけないのですか?」と絶望的な状況を見せた。

    シン・ウォンホPDは空間的な舞台を刑務所にした理由について「これまで抜け出さねばならない空間としてのみ描かれてきた刑務所という空間を、人々が暮らしている場所として見て、その中で巻き起こる多様なキャラクターを見せる」とし「収監者たちだけでなく、反対に彼らが用を足し、眠り食事をするまで24時間見守らねばならない看取たちにも自由のないことは同じな空間だ。看守たちの物語まで、世界の果ての家とされる刑務所を巡る多様な人物とエピソードを聞かせようと思う」と明かしている。

    これまでシン・ウォンホPDは空間的な舞台をしっかり活用しドラマの立体感を高めた。過去にのみ販売していた商品を再構成してリアルに生かし、カメラの構図、メインカップルと関連性のあるカラー、主人公の象徴性を持つ小物で面白さを極大化させた。既存の「応答せよ」シリーズよりも限られた空間である刑務所にて、以前のような「解釈する面白さ」を披露できるのか関心が集まっている。

    加えて「応答せよ」にて主助演たちの話だけを解き明かすのではなく、彼らとまつわる家族、友人まで物語を繊細に解き明かしたため、今回もまた期待を高めている。加えて作品をメインで率いていく主人公と助演数人だけが紹介するのではなく、出演者24人のキャラクターポスターを公開しており、以前と同一に深いストーリーテリングが行われそうだ。

    中でも「ワントップ作品と言っても関係ない比重」を担うパク・ヘスに多くのスポットライトが向かっている。政治界のキングメーカーのようにシン・ウォンホPDは大衆から関心を受けられずにいる俳優を発掘しスターダムに乗せる目を持っているためだ。ドラマ『武神』、『六龍が飛ぶ』、『青い海の伝説』に出演しているが、まだ認知度は低いパク・ヘスをソ・イングク、チョンウ、パク・ボゴム、リュ・ジュンヨルのように育てることができるのかもまた、このドラマの見所だ。

    『賢い監房生活』は韓国にて22日午後9時10分から放送される。
  • シックニュース キム・ジヨン記者 / 写真=tvN | (C) mk.co.kr | 入力 2017-11-22 14:08:00