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「ホテル・デル・ルナ」14話 戻らないIU、ヨ・ジングは嗚咽 視聴率1位

「ホテル・デル・ルナ」14話 

  • ▶ この記事にはドラマ本編のあらすじやネタバレの一部が含まれています。

    tvN『ホテル・デル・ルナ』で去ったIUが1カ月以上戻らず、ヨ・ジングは我慢できずに涙を流した。

    去る25日に韓国で放送されたtvNの土日ドラマ『ホテル・デル・ルナ』(脚本ホン・ジョンウン、ホン・ミラン、演出オ・チュンファン、キム・ジョンヒョン)14話はケーブル、IPTV、衛星を統合した有料プラットフォーム視聴率で世帯平均10%、最高11.3%と、ケーブルと総合編成で同時間帯1位を記録した。tvNのターゲット層である男女20歳から49歳の視聴率では平均8.7%、最高9.8%を記録し、14話連続で地上波を含む全チャンネルで同時間帯1位を記録した。(有料プラットフォーム全国基準ニールセンコリア提供)

    この日の放送でチャン・マンウォル(IU)はコ・チョンミョン(イ・ドヒョン)との絡まった結び目を解いてク・チャンソン(ヨ・ジング)のそばで安らかに休んだ。

    しかし、小さな光として残ったチョンミョンをあの世まで送り届けて「すぐに来る」と話していたマンウォルが1カ月以上戻らず、その間に花はすべて散ってしまった。しかし「花はすべて消えていない」という姉のマゴ神(ソ・イスク)の声に視聴者は手を合わせた。マンウォルが帰って来ることを、マンウォルとチャンソンの結末が悲しくならないように祈るためだ。

    チャンソンからチョンミョンのオーラを感じたマンウォルに混乱が訪れた。チャンソンが自分の見ていた夢について覚えていない前世なのかもしれないと話し、これまでチャンソンからチョンミョンと同じ行動が見えたりもしたからだ。チャンソンはあれほど長いあいだ憎んできた「あいつ」なのかもしれない。マゴシンも「あの者はすでにお前のそばに来ている」と昔、チョンミョンが伝えられなかった月の標識が赤い血に染まった装身具を渡した。「コ・チョンミョンと見て消滅するか、ク・チャンソンと見て救いを受けるか」はマンウォルが決めなくてはいけない選択だった。

    マンウォルは最終的にチャンソンをチョンミョンとして見たのだろうか。恨みの霊になったソル・ジウォン(イ・ダウィッ)に「これを拾って食べて悪霊になって」と怨念に満ちた装身具を渡した。チャンソンには「私はあなたを殺さないといけないけど、それができない。大好きだから」とし、「でも守りもしないだろう」とした。マンウォルの怨念を食べたソル・ジウォンが事件を起こす場合、取り返しのつかないことになる。怨霊を助けて悪霊にさせると、彼女も助けたという理由で消滅させられるからだ。チャンソンは彼女の消滅を防ぐために装身具を取り戻した。

    チャンソンが取り戻した装身具と神の助けで自分が知らなかった話を見たマンウォル。破滅と悲劇として残っていた時間には各自やむを得ない事情があった。チョンミョンが反逆者として死ぬ危機に陥ると、マンウォル一味をつかまるべきだと話すソンファと、状況を説明するチョンミョンに「私に言った長々とした弁明などせずに、あなたは裏切り者として生きてほしい。そうしたらマンウォルは生き残れるはず」と伝えるヨヌ。そしてマンウォルを生かしてほしいというヨヌとの約束を守るために裏切り者となったチョンミョンまで。

    すべての話を聞いたマンウォルは最終的にチョンミョンと対面した。月の宿屋の最初の客であり、マンウォルと一緒に罪の代価をはらいながらただ存在してきたホタルがようやく目に入ってきた。切ない真実に震える声で「私はもう空になったようだ」というマンウォルと「これが本当に私たちの最後だ」というチョンミョン。その瞬間、装身具に落ちたマンウォルの涙に沈まない月になるというチョンミョンの約束が消えたように、かんざしも消えた。チョンミョンも再びホタルの小さな光に戻った。

    「あなたが彼を送ってやれ。それがあなたの最後の罪の代価だ」という姉のマゴ神に従いマンウォルはチョンミョンとあの世への道を進むことにした。チャンソンには「すぐに来る。待っていて」と告げたが1カ月が過ぎた。チャンソンはマンウォルが戻ってくると信じて淡々とデル・ルナでの日常を送った。そんなある日、木の葉と花が一つも残らず散ってしまった。チャンソンが最初に来たときに何もなかったその姿だった。

    「チャン・マンウォルさん、早く来てください。私も、そろそろ不安になります」とつぶやくチャンソン。家に帰る途中、バスに貼ってあったキム・ジュンヒョンのポスターはマンウォルとの思い出を思い浮かばせ、最終的には我慢してきた感情があふれ出てしまった。

    マンウォルが動揺するのではと弱い姿を見せなかった彼が初めて涙をこぼした瞬間だった。彼女は本当にこのまま戻らないのだろうか。その瞬間、「花がすべて消えていない。残っているものがある」というマゴ神の声と一緒に、橋で振り返るマンウォルの姿が映し出された。
  • 毎日経済 スタートゥデイ シン・ヨンウン記者 | 入力 2019-08-26 08:38:08