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SM連合軍「SuperM」…ひといきにビルボード占領
- 李秀満（イ・スマン）SMエンターテイメント総括プロデューサーの自信作であるKポップのアベンジャーズ「SuperM」が「ビルボード200」のトップに登板した。防弾少年団（BTS）に続き、このチャートで1位を占めた第二の国内歌手だ。世界最高権威の音楽チャート「ビルボード200」で韓国歌手が続々とトップの座を横取りして、Kポップの米国主流市場への進出が加速すると思われる。米国ビルボードは13日（現地時間）のホームページに「SuperMが最初のミニアルバムでビルボード200アルバムチャート1位に上がった」というタイトルの記事を掲載した。
ビルボードはこの記事で「KポップのスーパーグループSuperMがデビューアルバムで16万8000ユニットを獲得し、米国のR＆B（リズム・アンド・ブルース）歌手サマー・ウォーカー（Summer Walker）を抜いて1位になった」と発表した。SuperMは当初から北米市場の攻略に焦点を当てたチームだ。SHINeeのテミン、EXOのベッキョン（ベクヒョン）とカイ、NCT 127のテヨンとマーク、中国のグループ威信Vのルーカスとテンなど、既存の人気グループ4つから7人のメンバーを選び出した。「マーベル」「DCユニバース」などの積み重なった世界観に熱狂する米国ミレニオル世代を狙い、SuperMのストーリーテリングも各メンバーの逸話で何層にもかさなっている。イ・スマン総括プロデューサー
製作はイ・スマン総括プロデューサーが引き受けた。後輩プロデューサーを育てて支援する役割を引き受けた彼が、直接プロデューシングに乗り出したのは久しぶりだ。SuperMの米国安着のために彼は自分が50年ちかくのあいだ培ってきたアーティスト制作のノウハウと、グローバルなエンターテイメント人脈を総動員した。米国ユニバーサル傘下のレーベルであるキャピトルミュージックグループ（CMG）が北米市場の広報とプロモーションを担当することで、現地に最適化した戦略を駆使することができるという評価が出ている。SuperMが韓国グループとしては異例で、米ロサンゼルスはハリウッドのど真ん中でデビュー舞台を持つことができた背景だ。続いて放送初出演も米NBCの人気トーク番組「エレンの部屋」で進行し、北米の視聴者に存在感を刻印することができた。音楽はメロディよりビートに焦点を合わせ、現地市場を好みにしたがった。
音楽評論家のチョン・ビョンウク氏は「タイトル曲のJoppingは、Kポップサウンドに精通しているファンには容易にアピールが可能なリズムとポップダンスのジャンルで実現できる最も高いレベルのサウンド空間感、Kポップ固有の特徴と言える難度の高い動作のパフォーマンスが調和された」と語った。大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は「SuperMはSM所属グループの総合ギフトセットで、英米圏では絶対にできないプロジェクト」だとし、「21世紀大衆の多様な音楽的・文化的趣向を集合的に構成した結果」だと分析した。
パン・シヒョクBIGHITエンターテインメント代表が育てた防弾少年団の活躍で多少萎縮したSMエンターテイメントは、歌謡業界1位のプライドを取り戻した。防弾少年団の米国進出に続きGOT7やMonsta Xまでが北米市場での存在感を固めていくとき、SMエンターテイメントのボーイグループ・ガールグループは現地での存在感は弱かった。しかし北米市場を攻略するために今年の初めに再び手綱を取った後、6月にNCT 127が「ビルボード200」で11位を記録したことに続き、今回のSuperMの1位可能性を確認したわけだ。
大衆音楽界は今回のSuperMの「ビルボード200」 1位は、他の韓国歌手のイメージ向上にも役立つことを期待している。まだ米国ではマニア音楽扱いを受けるKポップが、真の主流文化として浮上できるかに注目するわけだ。実際に、さまざまなKポップアーティストが米国企業と協業し、北米での影響力を拡大しようとする試みを行っている。BLACKPINKはドクター・ドレーとケンドリック・ラマーが所属するインタースコープと手を組み、Monsta Xはカミラ・カベロとトラヴィス・スコットのエピックレコード、防弾少年団の弟グループTXTはリパブリックレコードとコラボレーションしている。
評論家のチョン・ビョンウク氏は、「防弾少年団を筆頭にKポップとアジア圏のミュージシャンに対する認識が改善され、韓国歌手がビルボードの活躍を眺めるには最良の時期」だとしながらも、「単純な企画やマーケティング面でKポップの善戦を保証することは難しい」と予想した。 - 毎日経済＿パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-10-14 18:28:17
