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(G)I-DLEのソヨン…仮想Kポップバンドでデビュー

「トゥルーダメージ」 

    • 「リーグ・オブ・レジェンド(LOL)」キャラクターで構成された仮想グループ「トゥルーダメージ」。 写真提供=ライアットゲームズ



    「次元の異なるKポップスターが浮かび上がる」。来る10日(現地時間)、仏パリのアコーホテルアリーナで開催される世界的なゲーム大会「ロールW杯」決勝オープニングだ。人気絶頂のゲームのキャラクターを前面に打ち出した点と、多国籍アイドルがKポップを中心に団結したという点で次元が違う。

    新人のデビュー舞台としては超特急中の超特急だ。デビュー前から熱い関心を集める「トゥルーダメージ」。世界的に人気を集めているゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(LOL)」のキャラクターで構成された「仮想グループ」だ。 1996年、大韓民国音楽界に新鮮な衝撃を与えた「サイバー歌手アダム」のゲーム版だと思えば理解しやすい。「トゥルーダメージ」は仮想のバンドだが、「仮面」の裏にはポップスターたちがいる。国内女子アイドルグループ「(G)I-DLE」のリーダーのソヨンをはじめ、世界的なポップスター「Becky G」「Keke Palmer」「DUCKWRTH」「Thutmose」が役割を実行する。

    これらの新曲『ジャイアンツ』は、ロールW杯決勝の舞台で初公開される。さまざまな国籍のミュージシャンで構成されたが、新曲はヒップホップ・ポップ・ラップ・ダンスなどを一度に繰り出すの基本的な「Kポップ構成」に従うものと予想される。ソヨンが主導的な役割を果たすうえに、ハングルラップまで含まれており、多国籍Kポップグループとすることができる。

    仮想バンドの位相は年々高まっている。トゥルーダメージに参加したBecky Gはラテンポップ最高のスターの一人だ。防弾少年団のメンバーJ-HOPE(ジェイホープ)のソロ曲『チキンヌードルスープ』ミュージックビデオに登場し、国内のファンにも認知度を高めた。国内ファンたちは彼女を韓国式の名前である「ペク・ヒジ」と呼び、親近感を示すほどだ。世界の音楽界の中心に立ったKポップとラテンポップの「融合」がどの段階で接続されるのかも注目されている部分だ。

    • (G)I-DLEのソヨンをはじめ、ラテンポップスターのBecky Gなど有名アーティストがトゥルーダメージのメンバーの役割を担う。デビュー公演は10日(現地時間)、仏パリのロールW杯開会式で行われる。写真は昨年のLOL決勝戦の開幕公演。 写真提供=ライアットゲームズ



    バーチャルバンド成功の背景には「拡張現実」を通じた新たな舞台演出もある。昨年、仁川で開かれた「ポップ/スターズ」の舞台映像にはK/DAのゲームキャラクターが舞台に登場した。 Kポップアイドルのソヨンの横で「キャラクター」Akaliが高音で歌いつつ激しい振り付けを披露したシーンは、新しい技術と出会った「Kポップの未来」をうかがわせた。「仮想現実」ステージ映像は世界のゲームファンにも大きな話題を集め、YouTubeで再生回数2900万回を突破した。

    今年のトゥルーダメージの舞台も、昨年のように拡張現実を適用したユニークな舞台を披露することが期待される。Becky Gはソーシャルメディアで「リーグ・オブ・レジェンドの2019世界選手権のオープニングセレモニーは絶対に見逃してはならない」と期待感を高めた。(G)I-DLEのソヨンはすでにパリに出国し、トゥルーダメージのステージを準備中だ。

    「ロールW杯」は毎年開催される、世界最高権威のeスポーツ国際大会だ。正式名称は「リーグ・オブ・レジェンド世界選手権」だ。サッカーワールドカップほどに世界の注目を受けて「ロールW杯(LOL+W杯)」という別称がついた。実際、昨年の視聴者はなんと9960万人に達している。

    製作社のライアットゲームズはKポップの世界的な人気に注目し、ゲームのマーケティング要素として借用している。ライアットゲームズの関係者は、「ゲームの楽しさと楽しさを現実の実生活に拡張するためにミュージックプロジェクトを進めている」と説明した。今年はベルリンを手はじめにマドリードでトーナメントステージが進行され、10日にパリで決勝戦が開催される。

    (G)I-DLEのソヨンはすでに2回目の「仮想バンド」デビューだ。昨年はLOLの女性キャラクターで構成された4人組ガールズグループK/DAのリードラッパー役を引き受けた。(G)I-DLEミヨン、米国の人気シンガーソングライターであるマディソン・ビアー、ジャイラ・バーンズもメンバーとして活躍した。

    当時のデビュー曲『POP/STARS』は大きな人気の中心に立った。昨年11月に仁川で開かれたロールW杯決勝オープニング舞台で初公開された『POP/STARS』は公開直後、米ビルボード誌の「ワールドデジタルソングセールス」チャートで1位に上がるなど、大きな話題を集めた。
  • 毎日経済_カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-11-07 18:26:29