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韓国政界の若手ホープに「兵役不正疑惑」…李代表を捜査

李俊錫国民の力代表を捜査 

    • 李俊錫(イ・ジュンソク)国民の力代表は去る28日、ソウル市汝矣島の国民の力中央党舎で開かれた常任顧問との懇談会で挨拶をしている。 [写真=イ・スンファン記者]


    李俊錫(イ・ジュンソク)国民の力代表に提起された「産業技能要員活動中の兵役不正・特典疑惑」をソウル警察庁の反腐敗・公共犯罪捜査隊が捜査することになった。今回の捜査は「チンムン(親文/ムン・ジェイン大統領支持者)」市民団体の告発によるものだ。

    1日の毎日経済新聞による取材を総合すれば、警察はイ・ジュンソク代表の兵役不正疑惑に関連する告発件を、ソウル警察庁反腐敗・公共犯罪捜査隊に任せることに決めた。先月21日、積弊清算国民参加連帯という市民団体の代表シン・スンモク氏が、イ・ジュンソク代表を捜査して欲しいと警察庁に告発したことによるものだ。

    シン氏は李国民の力代表が2007年11月から2010年9月28日までに産業技能要員として服務していたとき、2010年に知識経済部(現産業通商資源部)主管の「SW Maestro(ソフトウェアマエストロ)課程」で活動したことが兵役法違反と専門研究要員および産業技能要員の管理規定兼職禁止条項などに違反した素地があるとして告発した。

    警察庁は当初、この事件をソウル警察庁捜査課に通達して、管轄の警察署で捜査するようにした。李代表の住居を基準にすると、管轄署はソウル蘆原警察署だ。しかしこの事件を渡されたソウル警察庁は、捜査課ではなく反腐敗・公共犯罪捜査隊に任せて直接捜査することにした。

    警察側は事件の重大性を考慮した決定だと説明する。警察関係者は「警察は告訴・告発事件などに対する国民の関心と重大性などを勘案し、その事件を庁で直接捜査したり管轄署に通達することもある」と説明した。

    反腐敗・公共犯罪捜査隊は検警捜査権の調整で検察の捜査が大幅に縮小されたことから今年に新設した捜査組織で、発足当時の一部では「政権特恵捜査」を行うのではないかという懸念が提起された。今年に改正・施行された「警察庁とその所属機関の職制施行規則」によると、反腐敗・公共犯罪捜査隊は公務員の犯罪・選挙犯罪などの主要な腐敗・公共犯罪事件で、国の捜査本部長やソウル警察庁長が指定する重要犯罪事件などの重要企画捜査事件などを捜査する。

    先だって李代表はフェイスブックなどを通じて、兵役不正疑惑については数回反論した。先月18日には「(2012年)当時のカン・ヨンソク議員の告発で、検察もまた調べてみて問題ないとした事案だ」と明らかにした。同氏は「ソフトウェアマエストロ教育の場所がわたしたち(産業技能要員勤務)の会社から1キロメートルの距離だった」とし、「兵務庁と情報通信産業振興院に、(願書に)卒業生と明記して志願して合格したので研修受け、休暇や外出処理は正確に行った」と述べた。

    一方、李代表を告発した積弊清算国民参加連帯は「ムン大統領を守り、国民が積弊清算の先頭に立つ」というスローガンを掲げた親文団体だ。この団体の代表シン氏は去る3月、朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長をセクハラの疑いで告訴した被害者を公職選挙法違反で告発すると明らかにしたが、ソウル市選挙管理委員会は選挙法違反ではないという意見を出した。去る2月にはキム・ジェソプ前国民の力非常対策委員長がチョ・グク前法務部長官の娘チョ・ミンス氏を「無資格者」と発言したことをめぐり、虚偽事実の流布による名誉毀損罪で告発した。しかしチョ氏が処罰不願意思を明らかにし、警察はこれを不送致処分した。
  • 毎日経済 | イ・ユンシク記者 | 入力 2021-07-01 13:53:05