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最近は幼稚園児から始めるキッズゴルフが大人気 韓国

    • ソウルのロッテ百貨店蚕室(チャムシル)店で行われた「ジュニアゴルフアカデミー」でゴルフプロが子どもの受講生にスイングを教えている。最近、社会的距離の確保が解除されながら幼児ゴルフの授業に対する問い合わせが増えている。[イ・スンファン記者]



    「腰を伸ばして最後までボールを見ないと!」

    自分の背丈ほどのゴルフクラブを振り回す小学3年生のキム君(9)にゴルフレッスンをする先生が真剣に話した。うなずきながら再びゴルフボールを打つ姿勢を整えるキム君の眼差しはきらきら輝いていた。

    最近、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のKゴルフクラブは夜遅くまで小・中・高校生でにぎわっている。記者が訪れた先月29日にも中間テストを終えた子どもたちが集まってスクリーンを慎重な眼差しで見つめながらドライバーを力強く振り回す姿が目立った。また他の練習場でレッスンを10年間続けているソンさん(32)は「最近、ジュニアゴルフの人気を実感している」と話した。同氏は「父兄が子どもたちを連れて一度体験でもしようと訪ねてきたが、子どもたちが続けたいと言って登録した事例がかなりある」とし「小学生から中学・高校生まで多様な年齢層がゴルフの授業を受けに来ている」と雰囲気を伝えた。

    コロナ19事態以後、ゴルフが大衆スポーツとして人気を独占し子どもたちを対象にしたキッズゴルフが流行っている。ゴルフ愛好者が増えるにつれ子どもたちも自然に幼い頃からゴルフに接する好循環のおかげで底辺拡大が進んでいると分析される。

    2日、複数の幼稚園によると最近、私立幼稚園を中心にゴルフ教習を教科課程に入れていることが分かった。

    「体の柔軟性が高い時期にゴルフを学ばなければならない」という認識が広がり幼稚園が教科課程にゴルフ教習を採択しているのだ。それほどゴルフに入門する年齢層が幼稚園児まで低くなっているということだ。幼稚園は相次いでミニゴルフ場を作り遊びの授業の一環として「スナッグゴルフ」(ゴルフ教育プログラム)を行っている。実際、京畿道(キョンギド)議政府市(ウィジョンブシ)所在のA幼稚園は今月から7歳の園児を対象にゴルフ遊びの教習を始めた。幼稚園の関係者は「子どもの中でも両親と一緒にゴルフを学ぶなど自然に露出するケースが多い」とし「近くの保護者たちもゴルフの授業に対する知らせに新鮮味を感じ幼稚園に登録した人もいる」と伝えた。

    京畿道盆唐(ブンダン)のあるゴルフ練習場ではネイティブプロの先生が行う「英語キッズゴルフ」の授業まで開設されるなど関心が高いという。

    会社員のユさん(43)は昨年6月、小学生の子どもたちと一緒にゴルフを習い始めた。ユさんは「夫の勧めで子どもと一緒に授業を受けているが、家族の共通の関心事ができて嬉しい」とし「海外旅行も道が開けてきたので私たちだけで外国へ合宿に行こうという冗談も言っている」と説明した。2008年からソウル江南(カンナム)で幼児・青少年専門ゴルフ練習場を運営してきたオ・ヘリョン代表は「ゴルフは実力さえあれば子どもたちと両親が一緒に楽しめる」と付け加えた。

    ロッテ百貨店は昨年9月、蚕室店のゴルフ館を全面リニューアルし専門コーチにゴルフレッスンを受けられる専門教育課程を新設した。学生の年齢に合わせてパッティング、スイングなど8つのテーマに沿ったレッスンプログラムを提供する。ロッテ百貨店によると受講生全体の30%以上が10代以下の子どもで、この中でも7~13歳の子どものための「ジュニアゴルフアカデミー」が最も人気が高いという。

    幼い頃からラウンドを楽しむキッズゴルフの人口は今後もさらに増える見通しだ。オ代表は「10年前と比べてキッズゴルフに対する認識が大きく変わった」とし「子どもたちとラウンドに行こうとするとゴルフ場で門前払いを受けたことも多いが今は歓迎されることはあっても断られることはない」と雰囲気を伝えた。
  • 毎日経済 | コ・ボヒョン記者 | 入力 2022-05-02 17:39:47