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[アンケート] うつ病、誰もが経験する心の病?

  • 数年前まで、うつ病は病気ではなかった。

    心身ともに弱く精神がとても弱い人、そのような何の役にも立たない人がぶつぶつという言い訳だと思われていた。

    うつ病により会社の業務に支障が生じ、家事を投げ捨て、勉強もしないのがどこに通用しただろうか。

    「最近私つらい。うつ病になった」

    これが話になると思うだろうか。

    しかし以前とは違い、最近は韓国社会でも慰めを受けるようになった。

    市場調査専門企業エムブレイントレンドモニターが全国の成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査で、回答者の71.7%が「うつ病は現代人なら誰でも経験している症状」だと答えた。

    うつ病は心が弱い人だけ苦しむという社会的偏見が消えたことを証明した調査だ。

    この調査では、いま私たちが生きている世代はすべてが憂鬱な時代だというのに回答者の64.9%が同意した。現代人が苦しむ心の病が、それほど深刻な水準なのだ。

    性別では男性(60.2%)よりも女性(69.6%)が、年齢が低いほど(20代68.4%、30代66.4%、40代64.4%、50代60.4%)、今では誰もが憂鬱な時代だということに共感する程度が高かった。

    特に回答者のほとんど(96%)が誰もが心理的な苦痛や問題を経験する可能性があるということに意見を共にしており、うつ病が恥ずかしい病気ではないというのにも83.5%が同意した。

    しかし、いまだに社会的偏見が残っているというのが問題だ。

    回答者のほとんど(88.8%)がうつ病は治療が可能な心理的疾患だと感じているが、社会全体で見た時はまだ偏見があるという意味だ。

    まず回答者の10人中8人(80.3%)がうつ病が診療記録に残るならば、社会生活で不利益を受けるようだと想定し、このような事実が周囲に知られると恥ずかしいという意見も61.5%に達した。心理的苦痛を経験している人を見ると思わず避けてしまうという回答者も40.6%にも及ぶ。

    韓国社会で心理的苦痛や問題を経験している人を差別しないという見方は12.4%に過ぎなかった。同情はするが一緒にはいたくないというのが、うつ病に対する韓国社会の断面であるわけだ。
  • O2CNI Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン | 入力 2017-07-23 08:50:00