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来月、米国の核空母と海軍合同訓練を実施

    国防部は北韓(北朝鮮)の軍事挑発に対抗して来月、米国の空母強襲団を韓半島近海の海域に展開して両国の海軍合同訓練を行う予定であり、韓・米・日のミサイル警報訓練も今月末あるいは来月初に計画されていると報告した。国防部は今後、米国の戦略兵器を定例的に展開し、ミサイル指針も迅速に改正すると付け加えた。韓・米はこれとは別に、この日に米戦略爆撃機B-1B(別名「死の白鳥」)2機とF-35Bステルス戦闘機4機、韓国空軍のF-15K 4機が江原道の訓練場で合同訓練を実施した。

    国防部は18日、国会の国防委員会報告資料を通じて「去る16日、北韓の火星-12型発射関連の内容を分析した結果、△中・長距離弾道ミサイル(IRBM)の能力達成および戦力化、△ICBM能力を確保するための最終段階に近接した」と明らかにした。国防部は、北韓の今後の挑発の可能性については「核能力を確保するために、追加の核実験とミサイル発射などの挑発を持続するだろう」とし、「プンゲリ核実験場は常時、核実験可能な状態を維持している」と報告した。これとともに、「弾道ミサイルの追加発射と7次核実験などの戦略的挑発の可能性がある」と予想した。

    国防部はまた15日に発射された北韓のミサイルについて、「中距離弾道ミサイル(火星-12型)を通常の角度で発射し、米軍の増援基地打撃能力を誇示したものだ」と評価した。国防部は北韓の発射意図を、△米国主導の国連安全保障理事会決議に反発、△対北韓制裁に屈することなく、核・ミサイル開発の意志を表出、△核実験に続き、実質的な「グアム包囲射撃」能力の示現などに分析した。

    宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官はこの日の国防委に出席し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の統一外交安保特別補佐官である文正仁(ムン・ジョンイン)延世大名誉特任教授に対して、「学者の立場で騒ぐという感じで、安保特別補佐官とは思えず嘆かわしい」と批判した。宋永武長官は「文正仁教授とは、私が入閣する前に一度か二度お会いしたことがあるが、自由奔放な人なので私と相手する人ではないと思った」と話した。

    この日の宋永武長官の回答は、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)自由韓国党議員の質疑に答える過程で行われた。鄭鎮碩議員は「文特別補佐官がいくら教授兼特補だといっても、北韓の核凍結の対価として韓米連合訓練の縮小を語り、宋永武長官が国防委員会の懸案報告で斬首作戦に言及したことを不適切とした」とし、「このようなとんでもない話をするのに、なぜ反応しないのか」と指摘した。

    宋永武長官は政府の対北韓人道支援と関連し、「支援時期はきわめて遅らせて調整する予定だと聞いた」と話した。宋長官は金東喆(キム・ドンチョル)国民の党議員が「現状態で北韓に対して800万ドル規模の人道支援を行うことは正しいか」と質問するやいなや、このように答えたものだ。

    宋永武長官は「戦術核再配備」関連の発言がはっきりしないという指摘に対しても積極的に抗弁した。宋長官は、「米ジェームズ・マティス国防長官やハーバート・マクマスター国家安全保障補佐官との会合で、国益や安全保障の次元で(戦術核の再配備に関連する)世論や議員らの話をテコに利用したものだと、去る2日に空港で説明した」とし、「韓半島の非核化と米国の核兵器拡散抑制政策に異議はないとした」と説明した。これとともに、「4日には(北韓が)水素爆弾のような威力のある武器を実験した後、国防長官としてすべてのことを検討するとした」とし、「そのようなことをテコとして利用しようという意味で、深く検討するとしたものだ」と説明を加えた。

    宋永武長官はこの日、戦術核の再配備問題については線を引いた。宋長官は「(戦術核の再配備は)ふさわしくない。配備していないことが役に立ち、自発的に3軸体制を完成することが最善の選択肢だ」とし、「(米国が)韓半島から核兵器を撤収するときの状況と今は大きく変わっており、それだけ韓半島に(実際には核がないのにも)あるかのようにすることができる。戦術核を持たなくても、韓米連合防衛態勢などによって、時空間を超えた能力をわれわれは持っている」と説明した。

    これは宋永武長官が4日、国防委で戦術核の再配備を「さまざまな方策の一つとして検討しなければならない」と話したこととは立場が変わったものだ。

    宋長官は核保有政策については、「経済状況や東北アジアの状況では、異なる問題が生じなるのでふさわしくない」と一蹴した。宋長官は「NATO(北大西洋条約機構)で行っているよりも進展した韓・米核共有協定を議論する考えはないのか」という質問には、「MCM(韓米軍事委員会)、SCM(韓米安保会議)の議題として上程してみようと思う」と答えた。
  • 毎日経済 アン・ドウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-09-19 13:09:39