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「奥歯パパ」初動捜査不良…警察、失踪捜索体系を見直し
- 「奥歯パパ」事件当時、被害者が半日近く生きているあいだ、警察の調査が無駄足を踏んでいたことが明らかになり、非難が殺到した。
警察は、失踪捜索体系を改善することにした。
「奥歯パパ」ことイ・ヨウンハク氏の娘と友人Aさんが、イ氏の家の中に入る。
同日夜、Aさんの母親が地区隊(交番)に訪ねてきて失踪の事実を知らせる。
しかし、警察がイ氏の家を見つけたのは2日も過ぎたあとで、そのあいだにAさんは死亡した。
当時警察は、犯罪の可能性を低く見て調査に乗り出したことが明らかになり、初動対応不実だという非難が殺到した。
これに警察は、失踪捜索体系を改めることにしたのだ。
従来では失踪者の捜索にまず乗り出したあと、犯罪の容疑点が発見されれば随時捜索につながるという方式だったが、これからは調査と捜索が同時に行われる。
失踪者が緊急を要する場合、別途の許可なしに住宅や建物などの内部に入ることができる「緊急出入権」も積極的に活用する方針だ。
6時間以内に失踪者が発見されない場合、合同審議委員会を開いて捜索方向を整理し、進捗がなければ2次委員会と失踪捜索調整委を開くことになる。
また、すべての調査と捜索進行の段階に応じて、管轄地方警察庁長までの報告が義務付けられる。
警察は今回の改善案で、犯罪の把握と調査にかかる時間が短縮されると見ている。 - MBNニュース ウ・ジュンファン記者 / 写真= MBN放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr | 入力 2017-10-23 07:42:00