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「晩餐会メニュー」カレイ好きなトランプ大統領のため文大統領の故郷から空輸

    • 巨済島カレイ焼き(左)と真鍮の箸とスプーンと石焼器の贈り物 / 写真提供=青瓦台

    青瓦台(大統領府)は25年ぶりに韓国を国賓訪問した米国の大統領であり、文在寅(ムン・ジェイン)政府発足後に韓国を訪れた初の海外首脳という点から、ドナルド・トランプ大統領との晩餐会の準備を徹底した。両国大統領夫妻が入場すると米国大統領の公式入場曲「Hail to the Chief」が演奏された。

    出席者が着座すると米国の国歌、韓国の国歌の順に両国の国歌が演奏された。以後、文在寅大統領が先に晩餐前の挨拶と乾杯を提案し、続いてトランプ大統領も晩餐に際しての言葉と乾杯の挨拶をして答えた。乾杯に使用された晩餐酒は「楓井四季・春」だった。忠清北道清州市にある中小企業「楓井四季(和釀)」が製造した清酒だ。

    • 晩餐酒「楓井四季・春」

    夕食のメニューはトランプ大統領が好きな肉や魚を中心に構成された。△トウモロコシのお粥をのせた救荒作物の小膳 △東国醤の澄んだスープを添えた巨済島カレイ焼き △360年種醤油で作ったソースの韓牛カルビ焼きと独島エビのチャプチェをのせた松茸釜飯の膳 △ラズベリーバニラソースを添えたトリプルチョコレートケーキと柿をのせたスジョングァのグラニテなどの4つのコースで構成された。

    前菜として出されたトウモロコシのお粥をのせた救荒作物の小膳は貧しかった時代、韓国人の食卓を守ってくれたトウモロコシ、サツマイモ、ゴボウ、レンコンなどを主な材料として使用した。5つの白磁器にそれぞれトウモロコとアワのお粥、サツマイモとカボチャの和え物、ごぼうの煮物、レンコンの揚げ物、菊の葉をのせたサンチュのスプラウトの和え物が載せられた。文在寅大統領はトランプ大統領に「これらの食品はかつて安価な材料で貧しかった韓国人の空腹を満たしていたが、今では健康食品として脚光を浴びている」とし「食の価値がこのように貴く変わるように、韓米同盟の価値もさらに高まった」と意味を付与した。2番目のメニューとして出されたカレイ料理は6月にトランプ大統領が米国を訪れた文在寅大統領をもてなした料理でもある。カレイ焼きはトランプ大統領が一番好きな魚料理だと知られている。主材料であるカレイは文在寅大統領の故郷である巨済島から空輸された。

    メインメニューには肉を楽しむトランプ大統領の好みを配慮して韓牛カルビ焼きと釜飯が提供された。

    醤油の名人として有名なキ・スンド名人の360年を超える種醤油で作られたカルビソースに全羅北道の高敞韓牛を漬けて焼いた。最後に柿を活用した韓国料理のフュージョンデザートが今回の晩餐の最後を飾った。文在寅大統領夫妻はトランプ大統領夫妻に韓国の伝統工芸品である真鍮のスプーンと石焼器を夕食の贈り物として伝えた。真鍮のスプーンの裏側には「2017.11.7. We go together」と刻まれており韓米両首脳の緊密な絆を表現した。
  • 毎日経済 オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-11-07 22:01:02