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北の「対南総責任者」金英哲氏…平昌へ来る

  • 北韓は平昌冬季オリンピックの閉会式に、「対南総責任者」である金英哲(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長兼統一戦線部長などの高位級代表団を電撃派遣する。

    先だって、米国はドナルド・トランプ大統領の長女であるイヴァンカ・トランプ ホワイトハウス上級顧問が平昌オリンピック閉幕式に出席すると明らかにして、開会式に続いて北・米間の熾烈な外交「戦い」が再演される局面だ。

    22日、統一部は「北側が平昌オリンピック閉幕イベントに出席するために、金英哲(キム・ヨンチョル)党中央委員会副委員長を団長とする高位級代表団を、25日から2泊3日の日程で派遣すると通知してきた」と述べた。統一部によると、北韓の高位級代表団は金副委員長と李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員長であり、随行員6人の計8人で組まれた。

    政府は北側の高級代表団の訪韓について、「南北関係の改善と非核化を含む、韓半島の平和定着の過程を進展させていく契機を整えるのに役立つと思う」と、受け入れの意思を明らかにした。しかし金副委員長は代表的な軍部強硬派出身で、これまでに天安艦・延坪島挑発を陣頭指揮した主要背後人物として目されており波紋が予想される。

    自由韓国党と正しい未来党などの野党はただちに懸念を表明し、金副委員長の訪韓に反対の立場を明らかにした。韓国党はこの日に緊急議員総会を開き、「(天安艦事態で)わが国の将兵46人の命を奪った不倶戴天の敵を、また米国・韓国政府が独自の制裁対象としている金英哲に大韓民国の土地を踏ませるということは、ムン・ジェイン政権でなくてはありえないことだ」と批判した。

    青瓦台側は平昌オリンピック閉会式を契機とした、北・米の高位級の対話可能性を一蹴した。青瓦台の高位級当局者は、「北・米の高位級代表団が正式に会う機会はない」とし、「今回の北側高位級の訪南は、(米国との接触のためのではなく)南北間の次元で行われる」と強調した。

    一方、ホワイトハウスの高位関係者は21日(現地時間)、記者とのカンファレンスコールを通じてイヴァンカ上級顧問が23日から3泊4日の日程で韓国を訪問すると発表した。

    この関係者は、「イヴァンカ上級顧問が米国政府代表団長の資格で訪韓し、到着した当日の夜に青瓦台でムン・ジェイン大統領と晩餐を行う予定」だとし、「滞在期間オにリンピックを観覧し、25日の閉幕式に出席した後、26日に米国に戻ってくる」と紹介した。特にこの関係者は、「イヴァンカ上級顧問が訪韓期間にオリンピック競技を観戦して米国選手団を激励し、韓国を含めて全世界から来た観覧客たちと疎通するためにほとんどの時間を費やすだろう」とし、「昨年のトランプ大統領の国会演説のように演説をする計画もない」と説明した。

    イヴァンカ顧問側は声明を通じて、「オリンピックの閉会式で米国代表団を率いることになって光栄」だとし、「私たちは米国選手団と選手たちの成果を祝うことを楽しみにしている。彼らの才能と推進力そして闘志は米国の卓越性を象徴し、私たちのすべてを促す」と述べた。
  • 毎日経済_ [ワシントン=イ・ヂンミョン特派員/ソウル=キム・ソンフン記者/オ・スヒョン記者] | (C) mk.co.kr | 入力 2018-02-22 18:35:32