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平昌パラリンピック閉会式…世界に感動を伝えた平昌、さようなら
- ■ 2018平昌冬季パラリンピック閉幕
一度も倒れないことではなく、倒れても再び起き上がることが本当の勝利だということを見せてくれたこの時代の英雄たちが、ついにさようならを告げた。オリンピックに続き世界の人々に再び情熱と感動を送り届けた2018平昌冬季パラリンピックが18日、江原道の平昌オリンピックスタジアムで行われた閉会式を最後に幕を下ろした。
1988年のソウルパラリンピック以来、30年ぶりに再び韓国に戻ってきた今回の大会は49カ国、567人の選手が80個の金メダルをめぐって競争を繰り広げ、歴代最大規模のパラリンピックとして記録された。開催国の韓国も選手36人と役員47人の計83人の選手団が6種目すべてに出場して祭りを楽しみ、北韓（北朝鮮）もノルディックスキーのキム・ジョンヒョンとマ・ユチョルを含めて選手団20人と代表団4人を派遣して、平和な雰囲気の造成を助けた。
その一方で目標量（22万枚）に比べて150％に達する33万5000枚のチケットを販売し、66億6000万ウォンの入場券収入を得るなど大会運営と興行の両面で成功した大会として認められることになった。
試合自体だけを見ても収穫が多かった。当初の目標だった総合10位にはなれなかったが、ノルディック鉄人シン・ウィヒョンがクロスカントリースキー7.5キロと15キロで金メダルと銅メダルを獲得し、史上初の冬季パラリンピック韓国人金メダリストになり、パラアイスホッケーチームも貴重な銅メダルを手にして金メダル1個、銅メダル2個で大会を終えることができた。
しかし、何よりも大きな成果は障害者と障害者スポーツに対する認識を変えたことだ。障害者選手たちのスポーツ精神に感動した国民は、オリンピックに劣らない熱気で応援し、パラリンピック中継に関心がなかった放送局には批判の声が寄せられ変化を促した。
青瓦台（大統領府）は「過去最大規模、最高の興行で行われた大会」とし「パラリンピック史上初の『等級分類ゼロ政策』を導入して特定の国に対する特恵問題を遮断するなど、公正なパラリンピックを行うことに務め、冬季パラリンピックとしては史上初めて北韓が参加するなど、平和パラリンピックの開催に成功した」と自評した。文在寅（ムン・ジェイン）大統領は閉会式で「健常と障害の区別が可能と不可能を意味するものではないことを知ることになった」とも語った。
イ・ムンテ総監督が演出した平昌の最後の夜は「私たちは世界を動かす」というテーマで温かい励ましの舞台が作られた。パラリンピック開閉会式の予算は30億ウォンと、オリンピックの10分の1の水準だったが、感動だけでは異なる部分がなかった。
平昌パラリンピックのマスコットであるバンダビが登場して、パン・ミンジャ（車椅子カーリング）、イ・チウォン（アルペンスキー）、パク・ハンスン（スノーボード）、イ・ドヨン（バイアスロン）、イ・ジョンミン（クロスカントリースキー）、チャン・ドンソン（アイスホッケー）など6人の国代表が太極旗を持って入場し、本格的な閉会式が始まった。文化公演では障害者も誰よりも美しい舞台を作り上げることができること、また障害者と非障害者が共にする姿を見せてくれた。
まず、国歌から障害者と非障害者で構成された寧越東江合唱団が歌唱し、聴覚障害のダンサーであるコ・アラは花が咲く過程を表現し、視覚障害者のピアニストのキム・ヨンジとカウンターテナーのイ・ヒサンも『花になった君』を歌って感動を届けた。視覚障害者バンドの「4番出口」のリーダー、ペ・ヒグァンが作ったバンドも歌手Aileeと『共存の世界』を歌って閉会式を盛り上げた。
また、1988ソウルパラリンピックから始まった「ファン・ヨンデ成就賞」も特別だった。今年で80歳になった韓国初の障害者の医者であるファン・ヨンデ女史は、アルツハイマー病（認知症）と3年間戦いながらも男子アルペンスキーのアダム・ホール（ニュージーランド）と女子クロスカントリースキーのシニ・プー（フィンランド）に75グラムの純金で製作したメダルを直接授与して熱い拍手を受けた。
次期の開催地である北京も「2022、私は飛びたい」というテーマで聴覚障害の少女イ・メイのダンサー公演を披露した。無形文化財のヤン・ギルスンの舞踊と一緒に消えた平昌の聖火は4年後の北京で再び燃え上がるだろう。 - 毎日経済 イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-03-18 23:35:17
