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もっと! コリア (Motto! KOREA)

中・高校生の夏休み中、最も多く負傷した部位は、手首

  • 小・中・高校の夏休みが始まった。夏休みは学期よりも学生が遊ぶ時間が多くなり、野外活動中に怪我をしやすい。学校という塀を越えて活動的な野外活動をしたり、趣味を楽しんでいたりすると、予期せぬ怪我を負うことがあるため注意が必要だ。

    子供たちがスポーツ活動中に多く負傷する部位は腕、手、手首の部分だ。

    サッカーやバスケットボール、サイクリング、そして流行している車輪つきのスニーカーにより転んで手首を骨折する事故の危険が高い。実際に健康保険審査評価院によると、2016年の「骨折」は小学校5年生の時から診療数が急激に増加した。運動や外部活動が多い男子学生たちが、活動の頻度ほど骨折も比例する。特に「手首骨折」は診療数が中・高校生で5404人と骨折を最も多く負う部位だった。

    男子学生たちの活動が女子学生よりも過激で手や腕など上肢の負傷頻度が比較的高いものと分析される。手首の骨折は、倒れたときに床を手で支えながら体重が急にのしかかるために起きる。外傷後に痛みや腫れなどがある場合はまず損傷部位を副木固定し、早い時間内に整形外科で診療を受ける必要がある。

    夏休みになると、ネット喫茶は青少年たちで混み合う。統計庁によると、韓国の青少年の82.9%がネット喫茶を利用したことがあるほど若者たちの利用率が高い。かがんだ姿勢で座って長い時間ゲームに集中すると、脊椎が曲がる脊椎側弯症を発症する可能性がある。原因が分からない特発性脊柱側弯症は主に思春期前に発生し、身長が伸びる思春期の間に集中的に悪くなる。健康保険審査評価院が過去5年間(2011年~2015年)脊椎側弯症の診療情報の分析によると、患者の44.4%(5万848人)は10代の若者で、特に成長期の13~16歳で増加した。

    脊椎側弯症は、脊椎の変形で骨盤と肩の高さが異なる場合、または胴が一方に偏って見えるのが特徴だ。江北ヒムチャン病院のペク・ギョンイル病院長(神経外科専門医)は、「まっすぐに立った状態で両肩の高さや骨盤の高さが同じであるか観察する姿勢異常検査と上体を前に90度傾けた状態で背中の両側の高さが異なるかを観察する前方屈曲検査で簡単に診断することができる」とし「脊椎側弯症は思春期前後の1~2年の間に急速に進行するため、治療時期を逃すと矯正するのが難しい疾患だ」と強調した。

    脊椎側弯症を予防するには、普段から正しい姿勢の維持が非常に重要だ。姿勢を注意深く観察して脊椎が変形するのを防止しなければならない。X線を撮ると腰がどのように曲がっているのかを簡単に測定でき、脊椎側弯症かどうかを判断することができる。
  • イ・ビョンムン 医療専門記者 / 写真=photopark.com | 入力 2017-07-22 09:00:00