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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国の386世代はどのような世代で、今は何をしていますか?
  • A.
    1987年、韓国社会は分岐点を迎える。仕事帰りのネクタイ部隊が学生デモに加担してから、朴正煕維新政権に続き、権力を握った軍部から降伏(6.29宣言)を勝ち取った。

    もちろん、その前にも学生デモはあった。学生が主軸になった4.19革命は初代大統領の李承晩を権力の座から押し出し、朴正煕政権の韓日国交正常化会談に対しても大学街は激しく反発した。当時、抵抗の先頭に立った大学生は6.3世代と呼ばれている。

    韓国の1980年代は、長期政権の途中で側近の銃弾に撃たれた朴正煕の事件で始まった。民主化を熱望していた若者たちは、新しい時代の夢に膨らんでいたが、新軍部勢力は政治家を自宅軟禁して光州民主化運動を武力で鎮圧した。権力に妥協する先輩とは異なり、学生は全身で抵抗した。

    1980年代は「怒りの爆発時代」と呼ばれるほど韓国社会で民主化運動が最も激しく、そして最も大衆的に拡散された時期だった。その中心には、象牙の塔の若者、386世代が位置した。先輩たちのデモに存在していたロマンチックな要素は消え、徹底的に理念化されたことが、以前の世代とは異なる点だった。

    民主化が行われた後、時代の流れは、新たに登場したX世代に移り、386世代は挫折した。7080世代の末っ子として革命の炎を咲かせる中でも、アンダーグラウンド音楽と新たに登場したソ・テジにも視線を向けてみたが、90年代の主役は今後のデジタル世代との架け橋の役割を担うX世代に渡さなければならなかった。

    386世代という言葉は、メディアが最初に使い始めた。そして386世代の主役たちが政界に入門し、注目を集め始める。2002年の大統領選挙で盧武鉉大統領の当選は、386世代を時代の主役に位置づけた。特に2004年の総選挙を経て、韓国社会の主導勢力に浮上した。既存の政治家の多くが、かれらに取って代わった。

    386世代にメディアが注目するのは、彼らの夢と行動に基づいて韓国の未来が変わると見ているからだ。もちろん、386世代に対する批判がないわけではない。 386世代の後ろで経済危機の中で学生時代を過ごし、就職の準備をするためにキャンパスのロマンを忘れて暮らした88万ウォン世代が386世代を見る視線は冷たい。

    88万ウォン世代の最も手厳しい批判は、386世代はデモをしながら大学生活を送った後にもかかわらず、就職に全く困らなかったという点だ。実際、386世代は、韓国社会で終身雇用と年功序列への最後の搭乗者だ。

    彼らが送った青年期は、失業の心配がない状態の高経済成長率を誇っていた時期だった。少なくとも建設現場でアルバイトをしても、大学の授業料を貯めることが難しくない時期だった。通貨危機で会社員が大挙名誉退職をした時、386世代は代理級の社員だったため直接的な打撃は少なかった。

    危機を乗り越え彼らは家を新調したし、職場で先輩たちが退いた席を占めて座った。最大の恩恵を享受し、既得権層として飛躍した世代が386世代という批判に説得力があるのは事実だ。

    政界と芸能界に進出した386世代は、権力を握った主導勢力になったが、政界に入った少数を除いて、残りは脱政治的性向を見せて、新自由主義の流れに合流する。これについても、政治的裏切り行為という非難を受けるのが386世代だ。保守勢力からは北朝鮮に友好的だという批判も受ける。

    韓国の386世代、かれらを指して言う386コンピュータチップは、286に比べて格段に性能が向上されたが、今は見つけることも難しい旧世代のものだ。それゆえ、韓国社会で旧世代とN世代の架け橋の役割を担う386世代が古いハードウェアを補強するソフトウェアを備えなければならないという声が高い。