※この記事は「韓国の歌手グループRoo'Ra（ルーラ）：デビューから1期・2期のメンバー、解散まで」の続きです。

Roo'Ra（ルーラ）が解散した後、しばらくの間はメンバー各自の人生はバラ色でした。イ・サンミンはサンマインド代表プロデューサーとしてグループS#ARPを企画したり、Country Kko Kkoを世に披露しました。イ・サンミンのプロデュースのもと、シン・ジョンファンとタク・ジェフンのデュオCountry Kko Kkoは19990年代後半から2000年代初頭までコメディアンを笑わせるグループという名声を博しました。

H.O.TとSECHSKIESなどアイドルグループの全盛時代に「面白い歌手」のコンセプトは大衆のウケが良かったのです。スランプだったシン・ジョンファンとデビュー以来ずっと無名だったタク・ジェフンは「悪魔の才能」を持った歌手となりました。しかし悪魔に憑かれたのでしょうか。栄光も一時で、Roo'Raの男性メンバーは一様に没落の道に入り込みます。

シン・ジョンファンは2005年にギャンブル事件を起こしてしばらく放送活動が停止されましたが、身体障害者を支援する動画が公開されたおかげで早目に放送に復帰ました。その後、バラエティー番組に出演し華やかなトークで一座を捕らえましたが2010年に再び遠征ギャンブル（海外で賭博すること）が摘発された後、逃避生活をしていて懲役8カ月の実刑を宣告されました。

最初のギャンブル事件は忘れ去らましたが遠征ギャンブルに関与した後に逃亡と嘘を繰り返して大衆に失望と憎しみを買ってしまい、地上波への放送復帰はなかなか難しいように見えます。

コ・ヨンウクは言うまでもありません。未成年者への性的暴行で懲役2年6カ月に電子足輪付3年を宣告されました。彼に暴行された女性の中には13歳の中学生もいたので、これからも放送で彼を見ることは不可能でしょう。


上記のメンバーたちよりはましですがイ・サンミンも悪路を進んだのは同じでした。事業の失敗とイ・ヘヨンとの離婚をする過程で、いろいろな種類の物議を醸し、違法賭博サイト運営やローン詐欺の疑いで立件され懲役1年6カ月執行猶予3年の有罪判決を受けました。

イ・サンミンはかつて本当に成功した実業家でした。自家用の飛行機を買うほどだという言葉が出回ったほどです。プロデューサーとしてS#ARP、Country Kko Kko、Diva、Chakraをビューさせたことを抜いても、彼が作詞・作曲した曲の著作権だけでも月に1500万ウォンが超えたそうです。

勢いに乗っていたイ・サンミンは米国の有名な黒人ラッパーM.C.ハマーが含まれたグループX-Largeが失敗しながら不運が始まります。2014年になんと127億ウォンをかけてオープンさせた大型レストラン「Gimme Five」が決定的な打撃を与えました。1200人が同時入場「Gimme Five」は食事をしながらトランスジェンダーショーと異種格闘技を見ることのできるレストランで、開館初期に大きな人気を集めましたが異種格闘技の試合中に選手が死亡して店をたたみます。このとき50億ウォンを超える借金を負うことになったそうです。

まだすごく残っている借金。しかしイ・サンミンは莫大な借金に押されて息を殺して生きるどころか2年以内にすべて返済してみせると昼夜を問わずに走っているところです。

「お金を儲けて返済してみせる。俺がRoo'Raのイ・サンミンだ！」こう堂々と叫んでいるようです。