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  • Q.
    音源買い占め騒動で波紋を呼んでいるNiloについて教えてください
  • A.
    Nil_O(本名:オ・デホ)。歌手生活の初期にはNiloと書いてましたが、いつからか芸名が変わりました。

    シンガーソングライターのNil_Oがデビューしたのは2015年9月です。活動初期は「Niloカンパニー」という名前で会社を設立してデビューし、2018年2月にLIMEZエンターテインメントと専属契約を結びました。

    音源買い占め疑惑に巻き込まれていますが歌唱力は優れています。ライブを直接聴いたり、映像で見た人たちの反応もとても良いです。2019年11月にMBCの『 ミステリー音楽ショー覆面歌王』 に出演し、歌王にはなれませんでしたが競演で優勝し歌王の挑戦状を獲得したので実力のある歌手という点は明らかです。

    2015年9月にデジタルシングル『バカ』を発売した後、これまで6つのアルバムをリリースしましたが、2017年10月に発売したEP『About You』の収録曲『通って来る』が逆走と、買い占め疑惑の中心に立ちました。

    買い占めに対する疑惑が起きたのは仕方ないことです。順位があまりにも急激に上昇したためです。 EXIDの逆走のように熱烈なファンが撮ったチッケム(ファンが撮った映像)の助けなしに順位が跳躍したので、疑われても仕方ないです。

    2017年10月に発表された『通って行く』がMelonチャートの100位圏に入った時期は、Nil_OがLIMEZエンターテイメントと専属契約してから、すぐの2018年3月23日でした。前日は211位でした、0時に突然114階段が高まり、97位に上がったんです。そして1時には47位に跳躍しました。アイドルのファンダムの総攻勢も、このような順位変動を作ることは難しいです。

    そして4月11日、アイドルグループのファンダムのストリーミングが最も激しい午前3時に2位まで上昇する気勢を張り、朝になると25位まで落ちましたが、このような推移が不自然だというのが買い占め疑惑に波紋を呼びました。4月12日には午前0時から3位を記録し1時から4時まで3時間、利用者数が3万人増える傾向を見せました。

    疑惑の余地はLIMEZエンターテイメントと関連があるMelon、Genie、Bugs、Mnet、Olleミュージックでは夜明けにも最上位圏を維持してましたが、カカオミュージックではリアルタイムチャート入りすらできず、4月11日の夜明けにはSoripadaチャートからアウトされるなど音源流通会社によって極端に優先順位に差があったという点も疑惑を加重させました。

    Nil_Oの所属事務所LIMEZエンターテイメントが音源専門会社であり、Facebookの音楽ページ『一般人の鳥肌が立つライブ』がLIMEZエンターテイメントのイ・シウ代表が作ったものであることが確認され、アイドルファンの間では買い占め疑惑を超えた既成事実として捉え始めました。

    Nil_OとLIMEZ側は文化体育観光部に真相究明を要請する陳情書を提出し、これに対して文化体育観光部は「特異なパターンを見せたからといって、買い占め行為とは結論付けにくい」と明らかにし、事態が一段落しているように見えましたが、新年に入ってSBSの時事番組『それが知りたい』で、買い占め問題をテーマに放送し、再び話題の中心になりました。

    疑惑だけでも、Nil_Oはすでにファンに烙印を押されている状態です。

    2018年6月に釜山(プサン)で開かれる予定だったNil_Oのコンサートは非難を受けて、チケットがほとんど売れず結局キャンセルになってしまいました。

    ネチズンたちは無通帳入金方法を選択すれば、前売り券の購入直後に決済しない点を狙ってチケットを購入する画面に「やらせ」などと暴言を書いて先取りしたくらいです。

    Nil_Oが音楽好きの人の心を落ち着かせるには、かなり長い歳月、苦労しそうです。
    余談ですが、Nil_Oは横から見ると見間違えるほどBIGBANGのV.Iに似てます。