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[SNSの世界] 脱ツイッター、ツイートから離れようとするツイッター

ツイッター(Twitter)のニックネーム『140文字の魔法』 

    140文字の魔法。ソーシャルメディアサービスのツイッター(Twitter)のニックネームだ。ツイッターは140文字に制限された空間で各自違う言語でタイムラインに流れさせるサービスだ。誰でも簡単にアカウントを作ることができるだけでなく、特定の人を直接フォローすれば、ツイートされたメッセージを直接見ることができるため「誰でもメディア」になることができるメディア革命の導火線になった。

    2006年の創業以降、現在まで世界35か国以上の言語で2億7100万の人口が使用している代表的なソーシャルサービスとして認定されている。毎日5億個のツイートが送られる。

    しかし、最近には「140文字」のせいで、サービスに限界があるのではないかという指摘が出され、利用率が減ったという評価も出てきている。フェイスブックが文字数の制限がなく、利用者間でお互いに関与(Engage)することができると言う多様な機能がある反面、ツイッターはツイート以外にはほかのサービスが無いためだというものだ。実際、ツイッターの株価は2014年10月22日基準で49ドル水準にとどまった。昨年末に70ドルまで上がったことがある。

    だとすると、ツイッターのこれからはどうなるのだろうか。ツイッターの未来はなんだろうか。ツイッターはどんなサービスとして発展するだろうか。

    去る22日(現地時間)アメリカのサンフランシスコで開かれた開発者大会「フライト(Flight)」でヒントを得ることができた。この日、ツイッターはソフトウェア開発社用のモバイルプラットフォーム「ファブリック(Fabric)」を公開した。ツイッターが「140文字」サービスとこれを補完するサービス(動画Vineなど)を買収・合併したことのほかにプラットフォーム事業を宣言したことは今回が初めてだ。

    ツイッターはこの日、開発者大会で「ツイッターは会社の名前とサービスが同じだった。しかし、これからはツイッターからツイッターではないビジネスが出てくる。ファブリックはその象徴的な意味があり、ファブリックは新しいツイッター(New Twitter)」だと宣言した。

    ファブリックはアプリ開発者たちがメディア、ゲーム、生産した関連アプリを作るときツイッターの各種機能を簡単に入れることができるように助ける開発者ソフトウェアだ。実際にファブリックではアプリでプログラムがお互いに衝突するのか確認し、エラーを探してくれるサービス(クラッシュリティクス)もあり、広告を貼り付けて、収益を出すようにし(モパブ)利用者が加入時にパスワードやEメールの収集をしなくてもショートメッセージサービス(SMS)で利用者の認証をするようにするサービス(Digits)などが含まれている。

    また、ツイッターをすべてのアプリに簡単に内臓することができる。今まではツイッターをアプリに入れるのに多くの時間がかかったが、ファブリックを介してコード数行で簡単にアプリにツイートを入れて、アプリのテーマにあわせてツイートにスタイルを加えることができる。

    実際、ウォールストリートジャーナル(WSJ)はコンテンツ管理者システムでツイートを支援中だ。全世界で起きているツイッターの対話をオンライン記事に適用し、WSJアプリとオンライン記事でツイートのコンテンツを早く見せる。ツイッターが野心をこめて出した「ファブリック」は使用料がない。アプリ開発者たちはファブリックをダウンロードして使うだけでいい。ツイッターはファブリックを通じてプラットフォーム事業に飛び込んだという意味がある。

    ファブリックを通じてみたツイッターの未来は「140文字の価値」を変えるのではなく「140文字のツイート」をより多くのアプリで見ることができるようにするという戦略が隠れているということだ。「脱ツイッター」を通じてツイッターをより活性化させるという計画だ。ただ、「プラットフォーム」への歩みが競争会社に比べて遅かったと言う評価もある。

    ツイッターが果たしてツイッターアプリから脱し、メディアなど多様なアプリで見ることができるのか見守ってみよう。
  • 毎日経済_サンフランシスコ=ソン・ジェクォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-24 15:59:13