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[韓国100大CEO] 曺大植SKスペックス追求協議会議長…系列社間の難題調整、経営革新の牽引

    「変化していない企業は、サドンデス(突然死)することがある」

    昨年6月にチェ・テウォンSK会長がグループの根本的な革新を注文しながら出した一声だ。このようなチェ会長の強力な改革ドライブを第一線で実践している専門経営人が、まさに曺大植(チョ・デシク)SKスペックス追求協議会議長だ。

    昨年末の定期人事で協議会首長に上がった曺大植議長は、グループ内の代表的な財務通だ。同時に持株会社であるSK(株)で経営を担当し、様々な事業管理や投資経験を積んだ専門経営人だ。

    曺大植議長は2007年に財務担当として持株会社であるSK(株)に入社し、2013年から2016年までの4年間のあいだ代表取締役社長を務め、2015年8月にSK(株)とSK C&Cを合併してグループ支配構造の革新という大きな宿題を成功的に仕上げた。以後統合持株会社の社長として子会社のポートフォリオの成功的な管理を通じて企業価値を高めたことはもちろん、OCIマテリアルズの買収をはじめとした果敢なM&A(買収合併)で新たな道の創出に積極的に乗り出した。「Socar」の株式投資で明らかように、未来のための投資にも成果を収めた。曺大植議長がSK(株)で首長を務めた4年間のブランド使用料と配当に依存していた持株会社から脱し、意味のある変身を成し遂げたという評価を受けている理由だ。「未来を予測して機会を発掘する企業にのみ生存の機会が与えられる」というのがいつもの持論だ。

    このように持株会社経営を通じて各関係会社間の調整が必要な難題を無難に解決しながら曺大植議長は昨年末にSKスペックス追求協議会を率いる重責を引き受けることになった。SKスペックス追求協議会は、SK特有の経営方式である「別々に、また一緒に」を最大化するための協議・調整機構だ。傘下に戦略委員会、エネルギー・化学委員会、ICT委員会、グローバル成長委員会、コミュニケーション委員会、人材育成委員会、社会貢献委員会など7つの専門委員会で構成されている。関連会社は自律的に各会社別に必要な委員会に参加し、協議会議長は各委員会を統括する。

    曺大植議長が協議会を引き受けるやいなや行った仕事は、関連社の新成長エンジンの確保と成長加速化を側面支援できるようにスペックス追求協議会の戦略機能を強化した措置だ。また今年に17兆ウォンに達する史上最大の投資、8400人の採用計画の発表に続いてLGシルトロンの買収など積極的に経営の歩みを続けている。厳しい経営環境であるほど積極的な経営活動を通じ、危機を克服するという曺大植議長の意志が反映された結果だ。

    これと共に企業文化の面でも多くの変化を図っている。今年に入ってSKの関連社は一斉に定款を改正、利益創出はもちろんのこと社会とともに成長しなければならないというフレーズを明示的に反映している。SKグループ固有の経営哲学である「SKMS(SK Management System)」を昨年に改正し、「社会とともに成長しなければならない」という概念を強調したことによる後続措置だ。
  • 毎経エコノミー 1901号 | 入力 2017-07-29 09:01:26