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平昌冬季五輪後の江原道をにらむ…毎経フォーラム開催

    • ここは「名品」選手村:平昌冬季オリンピックに参加する選手たちの巣になる平昌選手村が工事を終えて、15日に竣工式を行った。 15階建ての建物8棟で構成された選手村は3800人あまりを収容できる規模で、来年2月1日に入村式を開いて選手たちを迎える。 キム・ホヨン記者



    「オリンピックの準備は計画通りに着々と進められています。いまやみんな一緒に世界人の冬季スポーツの祭典を楽しむことだけが残りました」。李熙範(イ・ヒボム)平昌冬季オリンピック組織委員長の言葉だ。 「88ソウルオリンピック」以後、韓国で30年ぶりに開催されるオリンピックであり、初の冬季オリンピックである2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック開幕まで55日が残った。

    現在、平昌冬季オリンピックが開かれる競技場と各種施設が続々と姿を表わし、99%に迫る工程率を見せている。

    これとあわせて、莫大な財政を投入したオリンピック施設と平昌(ピョンチャン)・江陵(カンヌン)の、事後の発展方向に対して懸念する声も高い。

    これに対し、毎経メディアグループは平昌冬季オリンピック組織委員会と江原道と共同で18日、江原道平昌郡のケンジントンフローラホテルで「平昌冬季オリンピックの成功戦略と変曲点の時代、江原道の未来」をテーマに「毎経平昌フォーラム」を開催する。オリンピックの成功裏の開催とオリンピックの後の江原道、さらに「大韓民国号」の発展戦略を見つけるための席だ。

    ◆ 選手村も完成し「準備は終わり」

    成功的な2018平昌冬季オリンピック開催のための必須の条件は、完璧な競技場と運営、そして選手村やメディア村、広報館などだ。開催都市である江原道平昌と江陵を全世界にきちんと広報し、良い印象を植え付けることができるからだ。この部分は心配がない。 15日、平昌郡の大関嶺(テグァンリョン)面に建てられた「平昌選手村」が完成を発表した。 8棟600世帯の選手村は選手団3894人を収容できる規模で、レストランやフィットネスセンター、宗教施設、庭園、美容室などのすべてが整えられた。来年の2月1日から世界各国の選手が入村することになる。この日、江陵オリンピックパーク近くの「江陵アートセンター」もオープンした。地下1階~地上4階建て規模で、冬季オリンピック期間はIOC総会の開会式とともにVIPレセプション会場として活用される。

    雪上競技場は本格的な寒さとともに、オリンピックコースを作るための準備に真っ最中だ。時速140㎞にいたる高速スキー滑降ショーが繰り広げられる「旌善(チョンソン)アルパイン競技場」は、除雪機120台を動員して最高のコースを作り出している。最も問題と目された「開・閉会式場の寒波対策」である防風スクリーンの作業も工事がひとしきり進んでいる。現在、開・閉会式場の外部には高さ3.5メートル・全長514メートルの、本部席側を除く4面を透明の防風スクリーンで囲む作業を行っている。また観客席の上の後ろにも1.2メートルの高さの防風用のスクリーンを追加で設置する計画だ。

    後援金は目標額を超えて「1兆ウォン」を突破してひと息ついたし、不振だった「チケット前売り率」も聖火が全国を回り、世界各地から太極戦士たちが優勝ニュースを伝えて急速に上昇している。現在60%に迫った状態だ。また「江原道1時間時代」を作り出すKTX京江線は22日、本格的な運行を開始する。

    ◆ 「オリンピック後」の発展戦略を探そう

    平昌冬季オリンピックのための準備は終わった。いまや全国民の関心は「成功裏の開催」と「オリンピック後の活用・発展方向」に向けられている。毎経メディアグループが共同開催する「平昌フォーラム」に対する期待感が高まる理由だ。

    李熙範(イ・ヒボム)組織委員長は、「平昌フォーラムがオリンピック成功のためにすべての国民の共感を引き出す、意味のある場になるだろうと期待する」とし、「何よりも今回のフォーラムで、平昌オリンピックを踏み台に大韓民国を一段階クォンタムジャンプさせることができる解決策が出てくるだろう」と強調した。

    「いまや江原だ」をテーマに基調講演を行う江原研究院の陸東翰(ユク・トンハン)院長は、「オリンピックを契機に、江原道の未来がさっと変わると確信している」とし、「平昌フォーラムでは現在の第4次産業革命にふさわしい地域の人材育成システムなど、人材育成案を集中して提示する計画だ」と説明した。

    ユク・トンハン院長の基調講演に対して韓国経済学会のク・ジョンモ会長(江原大教授)が座長として乗り出し、韓国文化観光研究院の金相兌(キム・サンテ)観光研究本部長、国際スポーツ外交研究院のユン・ガンロ院長などが参加するパネルディスカッションが行われる。これとあわせて、韓国地方行政研究院のパク・スンギュ地域経済分析センター長は「冬季オリンピックの社会・経済・政治的影響と事例分析」というテーマで発表する。

    何よりも各界各層のオピニオンリーダーが、冬将軍を突いてソウルから平昌まで走ってきてフォーラムに参加するという点で意味が大きい。廉東烈(ヨム・ドンヨル)と金暎豪(キム・ヨンホ)議員をはじめ、法務法人テピョンヤンのキム・ソンジン代表、サミル会計法人のソ・ドンギュ代表、イ・ドンミョンKT融合技術院長(社長)、ハンファホテルアンドリゾートのムン・ソク代表、ポスコ鋼板のチョン・ジュンソン代表、キム・ヒョジュンBMWグループコリア会長、ソンウォングループのキム・ヘリョン会長、チョン・ヨンジュDLIVE&IHQ代表、ソ・ユソク未来アセット資産運用代表、コリアアセット投資証券のキ・ドンホ代表、ハナカードのチョン・スジン代表、グレンウッドPEのイ・サンホ代表などがフォーラムに参加して平昌五輪の成功に力を添える。
  • 毎日経済 ホン・ジョンソン記者/チョ・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-12-15 18:11:53