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[コラム] TWICEの「紅白歌合戦」出演にかける期待

    ガールグループTWICEが年末の『紅白歌合戦』の舞台に立つ。ついでにテレビ朝日の『ミュージックステーションスーパーライブ』にも出演するという。

    韓国歌手が歳末の日本の代表的な音楽番組に顔を映すというのは、本当に久しぶりのことだ。

    韓国歌手が出演していなかったことが、韓日関係が冷え切っていたためだと見ることはできないだろう。しかし、韓国で歌王と呼ばれるチョ・ヨンピルがNHK『紅白歌合戦』に初めて出演した当時、日本内に親しい雰囲気が盛り上がった点を勘案すれば、まったくないと見るにも難しいような気がする。

    チョ・ヨンピルは『紅白歌合戦』に4度出演したが、時に合わせ日本のマスコミは韓国の言語、食べ物、旅先地についての紹介も流した。チョ・ヨンピルに続きキム・ヨンジャ、桂銀淑(ケイ・ウンスク)、BoA(第53~58回連続6度出演)、東方神起などが『紅白歌合戦』のステージに立ち、2004年には小泉首相が「ジウ姫(チェ・ジウ)」を公館に招待したりもした。

    2011年の『紅白歌合戦』にはKARA、少女時代、東方神起など3チームも出演し、日本のファンたちの愛を受けた。

    そうするうちに韓国歌手の出演が一瞬止まってしまった。テレビで韓国歌手を招待しない理由が人気がないからではないだろうか。

    考えてみればTWICEの『紅白歌合戦』出演も彼女らの人気のためだろう。TWICEは今年、日本で発表したアルバムがオリコンデイリーチャート1位を占める気炎を吐き、列島で数多くのファンたちの愛を受けた。

    『紅白歌合戦』の人気が以前ほどかは分からない。人気を取り戻すために、来年引退を宣言した「安室奈美恵」に特別舞台を用意する条件で出演させたという点などを聞き、TWICEの出演をたいしてずごいものではないという見方も存在する。日本でのTWICEの人気がモモ、サナ、ミナなど日本人メンバーのおかげだと見たりもするだろう。

    しかし、長年の空白を破ってでも年末特集プログラムに韓国歌手が登場するという点は、注目すべき部分であることは間違いない。

    日本人メンバーの役割が絶対的だったとしても、TWICEが韓国のガールズグループだという点は否定できないのだ。

    暮れる年を惜しみつつ開かれる『紅白歌合戦』のTWICEの出演が、韓日の春を早めてくれればと思う。玄界灘を挟んで穏やかな空気が漂えば、東アジアに漂う不安な機運も少しは消えるだろうという期待も抱かせる。
  • O2CNI_Lim, Chul | 入力 2017-12-24 08:30:00