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19年間知らなかったBoAのすべて…「キーワード#BoA」



    BoAは2005年に13歳でデビューして「アジアの星」になった韓国歌謡界の貴重な資産であり、依然として活発に活動している「特級」スター歌手だ。舞台の上あるいはカメラの中の姿だけに慣れていたBoAが、デビュー後初めて素顔のままで大衆の前に戻ってくる。リアリティー番組『キーワード#BoA』を通じてだ。

    BoAは26日午後、ソウル市上岩洞(サンアムドン)のKBSメディアセンターでシングル『NEGA DOLA』発売と、リアリティー番組『キーワード#BoA』のローンチ記念記者懇談会に出席した。

    BoAは「ほんとうに久しぶりに挨拶することになった。久しぶりにカムバックするだけにいろんな姿を見せたいと思い、初めてリアリティを撮ることになった。始めるのは難しかったけど、実際に撮影を開始したらカメラがあるのかないか感じないほどおもしろく撮影した」と語る。

    デビュー19年めでリアリティに挑戦することになったきっかけは何だろう。 BoAは「年を取ったせいか、自分自身を見せるのがラクになった。見せる者が気楽でなければならないでしょう」と話し始めた。

    BoAは「それまでは恐いという気持ちが大きかったみたい。子供の頃はあまりにも悪口をたくさん聞いて、人々は私を嫌いだと思っていた。子供の時はそのような考えを持って生きていたけど、歳をとってみると嫌いな人は嫌いだろうし好きな人は好きなんだと思った。その人の考えを私がどうにかする必要はないと思った。こんな考えを持つようになって、私も大人になったんだと思いたかったし、恐怖や不快感はずいぶんなくなった」と語った。

    BoAは続けて「これが私だし、この姿を見せたときに好き嫌いがあって、それが怖いからとあらかじめ見せない理由はないんですよね。だからリアリティを始めるようになった」と明らかにした。

    『キーワード#BoA』は成功したBoAの熱心なファンであり、同じ事務所に所属する後輩のSHINeeのKey(キー)の視点からBoAの日常を追いかけて行われる。演出を引き受けたキム・ドンウクPDは「『キーワード#BoA』はBoAのすべてを詰め込んだプログラム。BoAファンクラブの出身でデビューしたキーの視線から見たすべてを観察する、ロールモデルを眺めるドキュメンタリーというわけでロールキュメンタリージャンルのリアリティ。アーティストであり人間クォン・ボアの日常まですべて盛り込んだ」と説明した。

    観察者にキーを交渉した理由について、キムPDは「一般的なリアリティはフォローをPDまたは本人がするが、この方法はあまりに食傷しているのではないかと思って誰かの視点、BoAをよく知っている、愛情を持って観察できる観察者があれば良いなと思った。そうするうちに思いついたのがBoAのファンであり、SMアーティストでもあるギボムと交渉した」と付け加えた。

    キムPDは撮影の前後、BoAに対して変化した視角について言及した。キムPDは「私も撮影前には大衆が考えるのと似ていた。自己管理に徹底したアーティストだと思って、すき間がそれほど多くないんじゃないと思った。ところがキーさんが撮影前に話してくれたのは、BoAはまったく難しい人ではなく人間的な人」だと語った。

    キムPDは「初めて撮影してから、そのイメージが完全に変わった。人間的な面があまりにも多い人で、芸能人の話を聞くのではなく、ある瞬間には私のような会社員や一般人も共感してうなずきその話にひたることができる、そんなイメージができた。この人はあまりにも人間的で、情も深いし少し抜け穴というか…そんな点も多いと思った」と語った。

    キムPDは「初日の撮影からあまりにも自然で人間的な雰囲気の中、BoAの人間味を自然に引き出すキーはアーティスト?その話やシーンを私は最大限に字幕でおもしろく、過度な包装をせずにそんな話を淡泊に見せれば良いという考えになった」と付け加えた。

    撮影のエピソードについて、BoAは「お酒をかなり飲んだみたい。いったいこの放送は『夜鬼』と『人生酒場』を混ぜた番組じゃないかと考えていた」とし、「それだけ率直な話を、虚心坦懐にいっぱいした。ギボム(キー)という友人に対してもさらに多くを知ったし。自然にBoAという友人が、舞台の外ではどんな友人なのか、人間BoAはどんな友達なのかが浮き彫りなったみたい」と語った。

    BoAは「実際に私が見ても、これが私?と思う時もあり、本当におもしろい。本当にリアルだった。ある程度はラクに撮ったと思うし、あまりにもラクに撮ってもらって、私たちがある瞬間にカメラを忘れるくらい楽しい時間を過ごした」と語った。

    また先だって公開された『キーワード#BoA』では自ら「新鮮さが不足している」と言及したことについては、「(私は)あまりにも長い時間の間、大衆にすべての成長期を見せた人の一人でしょう。そのためにBoAはどれくらい大きくなったかあまりにも予測可能な人間ではなかったかと思うし、そういう意味で新鮮さがないことを説明したわけ。番組のキャッチフレーズを説明する過程で話したこと」だと説明した。

    それとともにBoAは、「舞台で一生懸命歌ってパフォーマンスする姿はいっぱい見ただろうし、リアリティの様子やアルバム制作のプロセス自体が新鮮だろうと考えた。そんな姿もいっぱい見ていただける」と付け加えた。

    今年デビュー19年目を迎えたBoAは、「ほんと実感がない。子供の頃からしていたことをそのままやっているだけで、ある瞬間からだったかもう数えなくなった」とし、「何年めというよりは、その時期の新鮮な音楽を楽しみながらしたい。私もまた私の音楽に期待している」と語った。

    長い芸能界生活は容易ではなかった。BoAは「芸能界生活はいつも大変だった。だってそうでしょう。しかし私だけたいへんじゃないんだと思えば、むしろ心がラクになることもあった」と語った。続いて「むしろ子供の頃はもっとたいへんだったみたい。10代、20代の時もたいへんだったみたいだけど、それを着々と乗り越えたことでガマン強くなったみたいだし、この程度ならわたしだけでもやりすごすことができる。そう考えることができる歳になったみたい」だと語る。

    BoAは 「芸能界生活はいつも大変だった。しかし私は舞台で受けるエネルギー、ファンたちの愛がもっと大きかったみたいで、だからこの仕事を長く続けることができるみたい」と気丈に語った。

    自ら選んだ10代と20代のBoAのキーワードが「女の子らしさ」と「堂々さ」であるならば、30代BoAのキーワードは「自由」だ。BoAは「最近よく感じるのは自由。周辺の友人もそうだし、仕事で会う方々もそうで、私がかなり自由に見えるみたい。実際に私が感じる時も、私はきままだし。今後はBoAという枠に私を閉じ込めるというよりも、そこからちょっと目を覚まして、やってみたい音楽をBoAらしくしたいと思う? BoAがやらなければならない、BoAらしい音楽をするのではなく、BoAがやりそうもない音楽をBoAらしくやってみるのが良いという気がする」と誓ってみせた。

    BoAのカムバックストーリーを盛り込んだ初のリアリティ『キーワード#BoA』は去る22日に初放送を行い、毎週月曜日から金曜日の午前11時、V LIVEとネイバーTVを通じて公開されている。来る28日午後11時、XtvNチャネルを通じて本編が放送される。

    また来る31日午後6時には、各種の音楽サイトを通じて新曲『NEGA DOLA』を公開する。『NEGA DOLA』はラテン風のギターとシンセサウンドで、軽快ながらも中毒性のメロディーが加わったアーバンR&Bヒップホップダンス曲だ。BoAは直接歌詞作業に参加して、こだわりの激しい男のために悩む女性の心の中の話を、直截的でありながらも巧みに歌詞に盛り込んだ。
  • 毎日経済スタートゥデイ_パク・セヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-01-26 15:24:39