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キョン・ミンソン教授…ロボット手術で女性の希望を生かす



    「ロボット手術で非常に小さな穴を通じて子宮筋腫を除去することは、技術的にも体力的にも容易ではありません。数百回以上も筋腫モルセレーション(Morcellation)を使用すると、執刀医は翌日疲労で倒れるほど全身が痛いです」。

    翰林東灘聖心病院産婦人科のキョン・ミンソン教授は、「女性の腹部に大きな傷が残ることになると、外部での活動に支障をきたすことで自分が萎縮することがありうるので、時間がかかって大変でもロボット手術で巨大な筋腫を除去します」とし、「ロボット手術後に女性が喜んで満足している姿を見るとやりがいを感じます」と語った。

    キョン教授は手術中に目に見える大きな筋腫のほか、今後は問題になりうるあまりよく見えない、隠れている筋腫も超音波を利用して位置を確認した後に除去する。子宮筋腫は、おおくはさらに20〜30個が発見される。これをすべて除去することも非常につらい。キョン教授は「女性医師として傷や妊娠可能性の保全が重要な女性の心を理解して、美容的な効果だけでなく、すべての面で優れたロボット手術を患者に適用することができるように、技術開発と関連する研究に最善を尽くしている」と強調した。

    キョン教授はロボット手術と単一孔ロボット手術の安全性・優位性を実証するための研究を進めたことがある。まず2015〜2017年に翰林東灘聖心病院で300グラム以上の巨大な子宮に対する子宮摘出術をロボット手術で受けた患者と、腹腔鏡下手術で受けた患者を比較した結果、ロボット手術が腹腔鏡下手術よりも出血量が少なく、手術後の痛みを評価する痛み尺度(Numeral Rating Scale)も小さなものとなった。

    キョン教授は「単一孔ロボット手術と一般ロボット手術を比較した研究でも、単一孔ロボット手術の安全性と優位性が立証された」とし、「傷あとがほとんどない単一孔ロボットによる手術は、一般ロボット手術と比較して手術時間と出血量、痛みの程度や退院期間で差がなかった」と説明した。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-04-08 17:13:30