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中国「限韓令」こえて韓流コンテンツがヒットの兆し

  • 去る19日、中国の人気ソーシャルネットワークサービス(SNS)「ウェイボ(微博/Weibo)」。580万のフォロワーを有するパク・ヘジンが自分のページでライブ放送を始めるやいなや、あっという間にコメントが3000と「いいね」は5000まで上昇した。総接続者は32万人で、ウェイボの個人アカウントで行われたライブでは異例の数字だ。

    パク・ヘジンの所属事務所「マウンテンムーブメント」のファン・ジソン代表は、「ウェイボは最近、チャンネル内で動画をすぐに見ることができる V+サービスを開始し、韓国芸能人では初めてパク・ヘジンさんに開設してくれた」とし、「パク・ヘジンさんは今後1600ウォン相当のV+月額加入者のみ視聴可能なライブ放送を公開する予定」だと語った。パク・ヘジンは「限韓令(韓流制限令)」前に中国で放映した現地ドラマ3編で40%を超える視聴率を記録して以来、中国人が海外スター以上の親近感を感じているというのが所属事務所側の説明だ。

    ウェイボやテンセント(騰訊/Tencent)、ヨウク(优酷/Youku)などの中国プラットフォーム企業の韓流スターのスカウト競争が激しい。昨年は中国内の「限韓令」が本格化し、テレビや公演会場で韓国の芸能人を見ることができなくなったことと対照的だ。これは中国のプラットフォーム企業の間で火がついたコンテンツ確保戦争との関連が大きいという分析だ。米国はディズニー、ネットフリックス、アマゾンが、韓国ではSKブロードバンド、LG U+、KTなどの各IPTV事業者がコンテンツの誘致を行うように、中国ではウェイボ、テンセント、ヨウクなどがプラットフォーム市場の主導権の争奪戦を戦っているわけだ。中国のプラットフォームとプログラム関連の著作権の輸出を議論している芸能・ドラマ制作会社の関係者は、「限韓令の発令後に韓国コンテンツを見ることができる機会が減少し、Kコンテンツを保有しているプラットフォームが持つ魅力が上昇するものと見られる」と述べた。また中国政府がSNSに対しては、放送と公演に比べて相対的に緩やかな規制をかけることも「中国プラットフォーム-韓流コンテンツ」の結合を促進するものと思われる。

    これにKポップスターたちも、中国SNSを活発に攻略している。先月29日、東方神起が出演したウェイボの生放送「私を愛する方は手を上げて」を1000万人以上の視聴者がリアルタイムで視聴し、生放送中に3回もサーバーがダウンするなど大きな反応を引き出した。パク・ユチョンが去る2月、本人のウェイボページに近況を明らかにした映像を上げるやいないや、270万に近い照会数を記録したりもした。

    放送番組の輸出も各プラットフォーム社を中心に再開されている。

    テンセントはエムネットの人気オーディション番組『プロデュース101』の著作権を買って「創造101」を製作中だ。またテンセントは昨年のSBSで人気裏に放映した『あなたが寝てる間に』のすべての権利をIHQから購入した。

    ただし2014年の『星から来たあなた』が謳歌したレベルの人気を回復するにはかなりの時間がかかるだろうという予測が優勢だ。国内ドラマ製作会社の関係者は「年末にムン・ジェイン大統領が訪中して習近平中国国家主席に会ったとき、すぐにでも限韓令が解けるだろうという話が出回ったが、最も重要な放送と公演はまだふさがっている」とし、「いつ開かれるか、また開いてもいつ閉じるかわからない中国市場への依存度を下げ、ネットフリックスなどのプラットフォーム社に対する営業を強化したほうがよいだろう」と語った。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-04-22 17:24:51