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チュ・ジフン「1人2役は面白いんですよ」


    『神と共に:因と縁』(8月1日公開)で、黄泉差使のヘウォンメク(チュ・ジフン)は千年前のことを覚えていない。消し去ったからだ。しかしこの世にある城主神(ソンジュシン/マ・ドンソク)によって過去を少しずつ聞かされて、映画は時間を遡る。高麗で最高の將帥(チャンス)だった千年前のその時に。その過去の自分と過去が消された現在の自分が交錯するが、顔が同じだけで、キャラクターは非常に異なる状況だ。

    「ああ、1人2役?面白いんですよ」。去る26日、ソウル市八判洞のあるコーヒーショップで会ったチュ・ジフン(36)は、「シナリオも良かったけど、映画でもヘウォンメクの話がうまく扱われたようだ」と満足していた。 「1人2役はふつう、同じ俳優が他者を演じることでしょう。ところが今回の場合は違うんですよ。記憶がないので過去と現在で、完全に別の人物です。でも実際には同じ人物であるわけでしょう。だから最初から他人だと考えて演技しました」。

    劇中で最も目が行くキャラクターはだんぜんヘウォンメクだ。分量が1部に比べて多くなっただけではない。千年前の過去が次々と明らかになり、これまでのヘウォンメクに全く違った魅力が加わる。黄泉差使ヘウォンメクがざらざらした感じであれば、人間ヘウォンメクは反対だ。一見して何気ない若者のようだが、性格はまっすぐで心も穏やかだ。

    彼はそれでも自分を立てようとはしなかった。「2部の実質的な主人公ではないか」と探りを入れると「そうは思わない」と笑う。 「映画で私がよく見えて演技も好評を受けるととうぜん喜しい。ところで最近はですね、観客が映画そのものを愛してくださるのがもっと良い」。

    千年前の高麗の国境地帯、背景は雪に覆われた山々だ。將帥のヘウォンメクは女真族のドクチュン(キム・ヒャンギ)と、彼が世話をする子供らの群れと遭遇する。敵国人なので殺さなければならないが、ヘウォンメクはそのまま刃を収める。まばゆい因縁の始まりだ。その関係はまるで国境を越えた、切ない兄妹の仲のようにも扱われる。ドクチュンがヘウォンメクにモクトリ(襟巻)を回してやるときや彼の胸にすがるとき、そのときに醸し出す余韻は小さくない。

    今年17歳の後輩キム・ヒャンギを、彼はずっと褒めたたえた。「天才後輩」とした。「子役とは思えない。ヒャンギなら偽物が本物のように感じられる力が伝わるみたいで。異口同音にそんなことを言う。『神と共に』のキーはヒャンギだと。どんなシーンでもヒャンギと一緒にいれば不思議にうまくいくんですよ。信じられない人ですよ」。

    チュ・ジフンはデビュー12年めだ。これまで20編ほどの作品に出演してきた。8日には諜報モノの『工作』でも観客を迎える。それこそ全盛期だ。

    『神と共に』3・4部への出演意思を尋ねると、彼は「とうぜん」だとし、このように語った。「もし2部も多くの方々に愛されるならば、可能ではないでしょうか?もしそうなると3・4部を同時に撮ることになるようですよ。だから一度は見守らなければならでしょう(笑)」。おそらく時間の問題だろう、自分の過去を知ったヘウォンメクの新しい活躍を見ることは。
  • 毎日経済_キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-31 18:37:43