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ソウル中心地の建物の高さ制限…90mから110mへ推進

  • ◆ ソウル市、都心ビルの高さ制限を上方修正 ◆

    ソウル市は都心複合開発を通じた住宅供給を拡大するために、現在は最高90メートルに設定された4大門内一帯の建築物に対する高さ制限の緩和を推進する。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が先月末、スペインのバルセロナで初めて構想を明らかにした都心業務・住宅複合開発を活性化させようとする次元だ。市は2年前に4大門内の高さを最高110メートルから90メートルに下げたが、これを再び110メートルに戻す案が推進される可能性が高いと予想される。

    ソウル市と不動産業界によると8日、ソウル市は最近「住宅供給タスクフォース(TF)」で都心の住宅供給の拡大のための具体的な方法論の一つとして、4大門内一帯の高さ制限緩和に対する検討作業に本格的に着手した。

    ソウル市住宅建築局の関係者は、「光化門・鍾路・乙支路など4大門内一帯の高さ制限で、都心の高密度複合開発が現実的に難しいという指摘によって、高さ制限を緩和する案を検討している」と述べた。ソウル市都市再生本部の関係者も、「都心住宅の供給拡大という次元で、4大門内の高さ制限の緩和について検討中」だとしながらも、「しかしまだ方向が決定されたわけではない」と述べた。しかし現行の規定を維持する場合、パク市長が公言した複合開発は事実上不可能であり、ソウル市が緩和を積極的に検討するものと分析される。

    ソウルの4大門内の中心業務地区は2016年7月に確定・告示された「2025都市環境整備基本計画」で、建築物は区域ごとに70~90メートルの高さ制限を適用されている。 4大門内は1990年代までに区域別に異なる高さの規制が適用された後、2000年に90メートルの高さ規制が初めて設けられた。

    以降はオ・セフン市長のときに110メートルに緩和したが、パク・ウォンスン市長の任期中の2年前に90メートルに規制を強化した。内四山(酪山・仁旺山・南山・北岳山)の高さ90メートルを基準に、都心地域内の新築建物が内四山の景観を遮ることのないようにするというのが根拠だった。

    4大門内の高度制限緩和が確定されたならば、ソウル市は住宅供給拡大のために2年ぶりに都心開発政策を「Uターン」するわけだ。

    来る11日に竣工を控えた鍾路区公坪洞(コンピョンドン)の「セントポリス」は高さ113メートルと地上26階建てで、90メートルの高さ規制を逃れた4大門内で最後の業務用ビルだ。規制強化の以後、現在事業が進行中の中区笠井洞237番地一帯の「水標都市環境整備事業」は最高90メートル(地上24階)、水標洞47-1番地一帯の「長橋区域第12地区」ベンチャー専用オフィスビル建設事業は最高70メートル(地上17階)でそれぞれ建築される予定だ。

    建国大学不動産学科のシム・ギョオン教授は、「都心の高密度開発を通じて住宅供給を増やすには、高さと容積率を同時に緩和する措置が必要」だと述べた。
  • 毎日経済_チェ・ヂェウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-10-08 17:59:43