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サムスン「対韓輸出統制の心配は不要」

文大統領、今年7回目のサムスン訪問 

  • 10日、サムスンディスプレイ牙山工場を訪れた文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は、日本の対韓輸出規制措置の影響と関連し、職員らに「最近のディスプレイの方は一部に革新的な部品や素材、あるいはまた装置で特定の国への依存度が高く、輸出管理の影響を受けないだろうかと国民が心配している」とし、「これからは心配しなくてもいいだろうか」と尋ねた。職員は「心配しなくてもいいです」と言うと、ムン大統領も「ありがとうございます」と答えた。

    この日は日本の対韓輸出規制措置が施行されてから99日目を迎える日だけに、ムン大統領と職員のあいだの対話の重みは格別だった。李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長は、工場の外で待機してムン大統領を迎えた。今年に入って公開の席上でムン大統領と李副会長の出会いが実現したのは7回目だ。また、ムン大統領がサムスンの事業所を訪れたのはインドの工場と、4月に華城の半導体事業場を含めて今回が3度目だ。

    この日の行事で人は握手をした後、李副会長の案内で工場内に入り、李東燻(イ・ドンフン)サムスンディスプレイ社長から事業の現状を聞いた。ムン大統領は李副会長の名前に言及しながら、感謝の意を表したりもした。

    ムン大統領は「今日の協約式は世界1位のディスプレイ競争力を維持する重要な材料・部品・機器を自立化し、誰も見下げることのできないディスプレイ製造大国への出発点になるだろう」と激励した。また、ムン大統領は生産設備や物流設備を見守る統合運営センターを見学し、作業服を着た従業員とビデオ通話を行った。李副会長もビデオ通話のシーンを見守った。ムン大統領は「サムスンが家電に続き、半導体・携帯電話・ディスプレイ分野で常に世界をリードしており、大韓民国の経済を導いていることをいつも感謝している」と述べた。ムン大統領は「私たちがじっととどまっていては後発国の追撃が怖い、わが国のディスプレイは常に次世代であり、次世代に革新している。いまやもう不動の1位を占めている」とし、「サムスンのこのような革新的努力を心からお祝い申し上げる」とした。これに従業員らは、「誰も見下げることのできないディスプレイ強国として超格差を広げていく」と覚悟を明らかにした。

    李副会長は「外部の追撃が速くなるほど、挑戦が強まるほど、絶えず革新し、より徹底的に準備する」と述べた。李副会長は「誰も見下げることができないディスプレイの製造強国を作ろうという(ムン大統領)言葉は、私には本当に大きな力になった」と語った。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/パク・ヨンボム記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-10-11 00:33:26