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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    テプリカ:대프리카
  • 解説
    ハングル:대프리카

    ハングル発音:テプリカ

    意味:テグ(大邱)+アフリカ

    解説:

    夏の気温が他の地域よりも高く、暑すぎる大邱の気候をアフリカと比較した新造語だ。

    似たような表現でテジプトゥ(テグ+エジプト)、テハラ(テグ+サハラ)もある。

    朝鮮半島で大邱の夏の暑さは他の追随を許さない。韓国の公式最高気温の摂氏40度(1942年)も、大邱が記録しており、摂氏35度を超える猛暑が非常に一般的な方だ。今年は春の終わりである、5月29日に摂氏35度を記録してテプリカの威容を誇示した。

    7月4日から25日まで22日連続で最高気温が35度を超える殺人的な暑さが続き、都市全体が蒸し器に変わった。暑さに耐えられず、病院に運ばれた人も続出する中で、都市機能が麻痺する危機に直面した。アスファルトに落ちた卵が半熟になるくらいと言うので、想像がつく。

    この年三伏の暑さを経験しながら、韓国で最も保守的な都市大邱の文化も変わった。当時暑さがどのくらい酷かったのか、あせもが出ていない人がいたら「秘訣は何?」と尋ねたりもして、裸足でサンダルをはいたり、袖のないシャツで歩き回っても咎める人がいなくなったそうだ。それまでは、このような姿で歩いたら高齢者に怒鳴られるのが日常だった。

    大邱が暑い夏を迎えるのは四方八方を山に囲まれた(盆地)だからだ。熱気が抜けず、日照も高いうえに最近では家ごとに設置したエアコンから出る熱気まで加勢している状況だ。

    大邱の気候特性の1つは、雨や雪もよく降らない点だ。年平均降水量も1000ミリ前後で昔から大邱盆地は蓋馬高原、大同江河口とともに朝鮮半島の3大ソオジ(小雨地)に挙げられた。噂によると、大邱の小学校では雪が少しでも積もると、授業をさぼって遊べるように放っておくと言うが、事実かどうかはよくわからない。