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数字経済 > 経済 > 韓国銀行総裁、10月のビッグステップ断行の可能性を示唆
米国が3連続ジャイアントステップ(一度に0.75%ポイントの利上げ)に踏み切り、韓米間の金利が再び逆転した。
韓米金利の逆転が現れ、韓国銀行は来月12日に予定されている金融通貨委員会で追加のビッグステップ(0.5%ポイント引き上げ)を断行する可能性を示唆した。米連邦準備制度が21日(現地時間)、再び金利を引き上げて0.75%ポイントへと広がった韓米間の金利差を放置すれば、外国人投資資金の流出やウォン安などが激化しかねないとの判断のためだ。
韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は22日、ソウル中区(チュング)の銀行会館で開かれた非常マクロ経済金融会議直後、記者たちと会い「前提条件の変化が国内物価と成長の流れ、外国為替市場に及ぼす影響を綿密に検討した後、基準金利引き上げ幅を決める」と話した。李総裁が言った「前提条件」とは、米国の金利水準だ。李総裁は「最も大きな変化の前提条件は主要国、特に米連邦準備制度の最終金利に対する市場期待で、基準金利が4%台で安定するのではないかという期待が1か月間で変わり、4%以上に大幅に高まった」と付け加えた。
続けて李総裁は「まだ金融通貨委員会まで2~3週間ほど時間がある」として「このような前提条件の変化が国内物価、成長の流れ、外国為替市場などに及ぼす影響を綿密に検討し基準金利引き上げ幅、時期、経路を決めるだろう」と付け加えた。 一方、この日李総裁は急落する1ドル当たりのウォン相場に対して「外国為替市場に一方に傾く現象がある」として「ただし以前は韓国の為替レートだけが切り下げられる状況だったが、今は全世界共通の問題で韓国の数字だけを見ずに他国と比較してみなければならない」と話した。