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数字経済 > 企業 > 製造業の根幹なす技術力、日本がトップ 韓国の競争力は悪化
製造業の根幹となる根幹産業分野で韓国の競争力がますます悪化していることが確認された。文在寅(ムン・ジェイン)政府が日本の輸出規制に対する対応策として根幹産業に大々的な予算を投入して育成すると宣言したが効果は微々たるものだ。
25日、韓国産業技術評価管理院が、ク・ジャグン国民の力議員室に提出した「2022年の根幹産業技術水準の追加調査」の結果によると、14の根幹技術分野で国別最高技術水準は日本が9、米国が5である反面、韓国は1つもないことが分かった。根幹産業の細部分野としては鋳造、金型、焼成加工、溶接・接合、表面処理、熱処理など既存6大根幹技術を含め「根幹産業法」改正以後に追加された射出・プレス、3Dプリンティング、精密加工、エンジニアリング設計、産業知能型ソフトウェア、ロボット、センサー、産業用フィルムおよび紙類など8大新規技術がある。
総合的な国別水準を見れば日本が最も優秀で、そのあとに米国、ヨーロッパ、韓国、中国が続いた。国家間の技術格差を見ると米国が日本と0.1年で最も少なく、続いて欧州(0.2年)、韓国(1.3年)、中国(1.9年)の順だった。韓国と日本の技術格差は昨年0.7年から2022年1.3年にむしろ0.6年がさらに増えた。
韓国の技術水準が比較的高い上位2分野は溶接・接合と射出・プレスであり、日本の技術力を基準に90%水準を示した。技術水準下位3分野はロボット、産業知能型ソフトウェア、センサーで、日本の80%水準にとどまった。