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数字経済 > 企業 > SKハイニックスまで業績ショック、投資縮小・減産突入
この日、SKハイニックスは今年第3四半期(7月-9月)の連結基準営業利益が1兆6556億ウォンと、昨年同期に比べて60.3%減少したと暫定集計されたと公示した。LGディスプレイは営業損失7593億ウォンという第3四半期の業績を発表した。サムスン電機の第3四半期の営業利益も3110億ウォンと、1年前比で31.8%減少した。
韓国経済の「支え」の役割を果たしてきた大企業の実績が相次いで墜落したのは景気低迷の影響が大きい。グローバル需要が急速に萎縮し半導体部門ではDRAMとNANDフラッシュ製品の販売量が減り価格も大幅に下落した。ディスプレイ部門では液晶表示装置(LCD)パネルの価格が史上最低水準になった。これに伴い企業の投資にも急ブレーキがかかった。
SKハイニックスは来年の投資規模を今年の投資額(約10兆ウォン台後半)に比べて50%以上減らすことにした。投資縮小と減産基調を維持しながら市場の状況を見守るというものだ。
2008年の金融危機当時、半導体業界は深刻な低迷期を経験した。2007年、DRAM市場が1年間で30%近く縮小した。当時、SKハイニックスは6兆8000億ウォンの売上にもかかわらず1兆9200億ウォンの莫大な赤字を出して危機に追い込まれ、結局、施設投資を2007年の4兆8400億ウォンから2009年には1兆ウォンにまで減らした。「チキンゲーム」を続けたグローバル半導体市場はドイツのQimonda(キマンダ)、日本のエルピーダの破産後、ようやく底を打って回復傾向に転じた。
LGディスプレイも自助策作りに乗り出した。LCDテレビの国内生産終了計画を繰り上げ、中国生産も段階的に縮小することにした。