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コラム > 日本旅行への道が開かれるか…金浦~羽田路線再開のための議論に着手
コロナ19により2年間、中断していた金浦(キムポ)国際空港と日本~東京の羽田路線を再開するための動きが早まっている。3月21日、海外入国者の隔離免除措置により海外旅行の道が開き、韓日空港当局は韓日の首都連結路線を再開するための議論に着手した。
旅行業界は「金浦空港国際線の再開は政府の決定事項だが、4月中旬から5月上旬まで続く日本のゴールデンウィークの旅客を吸収する絶好のチャンスだ」として早期再開を希望している。
韓国空港公社のユン・ヒョンジュン社長は31日、日本の羽田空港と「金浦~羽田路線」再開のための方策について話し合った。羽田空港を運営する日本空港ビル(JATCO)側からは鷹城勲会長と横田信秋社長が出席した。この席で双方は両国の防疫状況と防疫規制の現状を共有し金浦~羽田路線の再開に向けた共同建議文について話し合った。
韓国空港公社が運営する金浦空港はコロナ19の発生後、入国防疫の効率化のため2020年4月、仁川空港へ国際線を一本化した政府の方針によって閉鎖された。これで金浦空港と中国、日本、台湾を結ぶ5つの国際路線も2年間、中断された。
このうち2003年11月30日に開設された金浦~羽田路線は金浦空港国際線旅客の主軸だ。コロナ19が発生する前の2019年には1日に24便、4つの航空会社が年間205万人を輸送した。
ユン社長は「金浦~羽田路線は韓日関係改善の意志などを勘案すると早期に再開されるのが妥当だ」とし「3月11日に尹錫烈(ユン・ソクヨル)次期大統領と日本首相が通話し友好増進のため共に協力しようと言ったことがある」と強調した。ユン社長は「両国間の外交的意志さえあれば金浦~羽田路線を迅速に再開できると思う」とし「JATCOでも路線再開と発展のために多様な協力案を発掘し共同推進できることを希望する」と述べた。
日本は韓国発の到着空港を成田・関西(大阪)・中部(名古屋)・福岡の国際空港の5か所に限定しているが、3月14日には1日の海外入国者数を5000人から7000人に引き上げ、22日にはコロナ19非常措置を全面解除するなど「コロナ出口戦略」を立て羽田路線再開の可能性が高いと見られている。
JATCOの鷹城会長は「2025年まで中長期計画を通じて国際線を増やす計画」とし「羽田~金浦路線は、こうした国際線増加計画を牽引する役割ができるため早期再開のために積極的に努力する」と述べた。
旅行業界は歓迎の意を表した。首都圏のある旅行会社の関係者は「金浦~羽田間の路線が再開されれば、コロナ19で被害を受けた観光業界に大きく役立つ」とし「特に韓国と日本、中国は経済的に緊密につながっているため金浦~羽田間の再開は中国路線の再開にも肯定的な影響を及ぼすだろう」と予想した。
日本のゴールデンウィークは4月29日の昭和の日を皮切りに△5月1日のメーデー△3日の憲法記念日△4日の国民の休日△5日の子どもの日まで続く大連休だ。
オンライン旅行会社のトリップドットコム(Trip.com)によると2019年のゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)に韓国に到着する航空券の予約率は前年同期比約361%、韓国ホテルの予約率は341%増加した。