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SKイノベーション、米でのバッテリー事業を積極拡大

ジョージア工場を増設 


    • 19日、米国ジョージア州に建設中のSKイノベーションバッテリー工場を訪れたブライアン・ケンプ州知事(中央)がスピーチしている。(左から)チ・ドンソプSKイノベーションバッテリー事業代表とキム・ジュンSKイノベーション代表取締役総括社長。 [写真提供=SKイノベーション]


    「第3・4工場が完了したら米ジョージア州で6000人の雇用創出が行われるだろう。」

    SKイノベーションは、米国に建設中の電気自動車用バッテリー第1・第2工場ほほかに追加の投資の意志を改めて表明した。現在、第1・2工場の建設に総3兆ウォンを投資したSKイノベーションは、今後は総投資規模を5兆6000億ウォンに拡大し、急速に成長している米国電気自動車市場に積極的に対応していく戦略だ。業界ではSKイノベーションが米自動車メーカーと合弁会社を設立したり、米国内の工場を活用した追加受注が迫った可能性を提起している。

    外信と業界によると、キム・ジュンSKイノベーション総括社長とブライアン・ケンプ米ジョージア州知事は20日(現地時間)、ジョージア州に建設中のSKイノベーションバッテリー第1・第2工場を訪れた。

    キム総括社長がジョージア工場を訪れたのは、LGエネルギーソリューションとのバッテリー営業秘密紛争訴訟の和解後で初めてだ。この日の訪問は去る11日に行われたLGエネルギーソリューションとSKイノベーションの間のバッテリー紛争の合意と関連し、ジョージア地域社会への感謝を伝えつつ工場建設の現況を探るために行われた。

    この日、ケンプ知事は「SKイノベーションが合意を経て、継続してビジネスを行うことができるようになって感謝している」とし、「これは雇用創出をはじめ、米国の電気自動車産業への影響は非常に大きい」と述べた。

    同氏は続いて「今までのように、今後もSKイノベーションと協力していく」と付け加えた。ケンプ知事はバイデン大統領に国際貿易委員会(ITC)のSKイノベーションバッテリー輸入禁止措置に対して拒否権を行使してもらうように3回も公式に要求したことがある。

    キム総括社長はこの日、別途にスピーチは行わなかったが、現地の記者たちと会った席で第1・2工場のほかに2段階工事に言及した。同氏は「2段階の工場(米国3・4工場)が完了すると、2025年頃には6000人まで雇用創出が期待される」とし、「SKイノベーションは地域社会と共に成長していく」と述べた。

    業界ではキム総括社長が「2段階工場」に言及したことに注目している。現在、SKイノベーションはジョージア州に電気自動車用バッテリー第1工場(9.8GWh)と第2工場(11.7GWh)を建設している。

    第1工場は完成後のサンプルを製造し、歩留まりを高めている段階であり、第2工場は基礎工事のさいちゅうだ。第1工場と第2工場で生産されたバッテリーは、それぞれフォルクスワーゲンとフォードに供給される予定だ。

    このような状況でキム総括社長が3・4工場に言及したことをめぐり、フォルクスワーゲンとフォードに加えて受注や完成車メーカーとの合弁会社の設立が差し迫っているのではないかという分析が出ている。現在、ジョージア州はSKイノベーションの米国3・4工場を建てることができる土地も無償で提供した状態だ。

    業界では訴訟リスクを払い落したSKイノベーションが、これまでのヨーロッパや中国などで見せた攻撃的な投資の動きを米国市場でも引き継いでいくものと見ている。今回の日程にチ・ドンソプSKイノベーションバッテリー事業代表が参加したこともこのような分析を裏付ける。

    業界の関係者は、「チ代表が米国を直接訪れたのは追加投資をはじめ、クライアントミーティングなどの追加受注と合弁会社設立への期待感を高める」と語った。業界では、SKイノベーションは米国でバッテリー合弁会社を設立するならば、フォードと行う確率が高いと見ている。

    2018年11月に崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長がワシントンを訪問した席で、米国ジョージア州バッテリー工場の投資規模を最大50億ドル(約5兆6000億ウォン)まで増やすことができると語ったことがある。
  • 毎日経済 | ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-20 17:07:09